近年、グルメ界では「紫のパワー」として、栄養素アントシアニンが人気です。炎症を抑えたり、循環器系の疾病、ガン予防の効果が期待されています。ブルーベリー、ブドウやサンザシといった果物だけでなく、黒米にも豊富に含まれています。

栄養師によると、女性にとって黒米は紫色の真珠とも呼ばれ、アンチエイジングや貧血の予防もできるので、紫米のお粥などを食べると、補血もでき、むくみも消えるとのことです。

 

黒米というのは、黒い糯米の一種です。歯ごたえがもちもちしています。100gの中に2.8gの食物繊維があり、カリウム、カルシウム、ビタミンB1、B2、葉酸などのほか、多種にわたりミネラルが含まれているうえに、人体に必要な必須アミノ酸まで含まれているのです。

黒米の色は、本来のアントシアニンから発生していて、米の外側にある黒い皮の層に包まれています。この層がもつアンチエイジング効果から、「長壽米」とも呼ばれます。炎症を抑える力がつよく、ガン細胞の増殖を抑える作用もあります。血管の壁のタンパク繊維を強くし、心血管の疾病予防にもなるのです。

 

他にも、不飽和脂肪酸が含まれていて、健康に良い所だらけ。

黒米を調理する際に栄養が流れ出ないようにしなければいけません。外の殻の色であるアントシアニンは水溶性色素なので、洗うと色が落ちてしまいます。そこで、水に漬けた時に出た紫色の水は、一緒に調理しましょう。直接炊く時は、白米を調理する時と同じように、2,3時間ほど水に漬けますが、水を少し多めにすれば、炊いてすぐに食べることができます。

 

華人健康網より(写真:freepicより)