祝婚歌
2人が睦まじくいるためには 愚かでいるほうがいい
立派すぎないほうがいい
立派すぎることは 長持ちしないことだと 気づいているほうがいい
完璧をめざさないほうがいい 完璧なんて不自然なことだと
うそぶいているほうがいい
2人のうちどちらかが ふざけているほうがいい
ずっこけているほうがいい
互いに非難することがあっても 非難できる資格が
自分にあったかどうか あとで 疑わしくなるほうがいい
正しいことを言うときは 少しひかえめにするほうがいい
正しいことを言うときは 相手を傷つけやすいものだと
気づいているほうがいい
立派でありたいとか 正しくありたいとかいう
無理な緊張には 色目をつかわず ゆったり ゆたかに
光を浴びているほうがいい
健康で 風に吹かれながら 生きていることのなつかしさに
ふと 胸が熱くなる そんな日があってもいい
そして なぜ胸が熱くなるのか
黙っていても 2人にはわかるのであってほしい
~吉野弘~
『祝婚歌』
この詩は
娘の結婚の際にわたしが贈った一冊です。
日々の生活の中で
夫婦だからこその“甘え”が出てくるのも当然かも知れませんが、
やはり夫婦だからこそ
最大の配慮を身体にすりこんで、
自然に相手へ贈りたいと想います。
そんな“配慮”を“愛”と言うのではないでしょうか。
少し前のことになりますが11月末。
“祝婚歌”の入った吉野弘さんの『二人が睦まじくいるためには』
この本を一冊持ってレットアロー号にて、
晩秋の秩父へ一泊旅行してきました。
まず大叔父のお墓参り。
夫が般若心経をあげてくれ、
わたしは下手っぴーなオカリナをきいてもらいました。
小高い山の上にある霊園墓地の紅葉はギリギリ間に合った感じ。
紅葉はやはり朱が綺麗と思ってしまう~

そこから
秩父では有名なラーメン屋さんへ向かいました。
この“珍達そば”
たっぷりの葱と豚バラ肉の少しとろみのついたスープにストレート細麺が絡んで、なんとも癖になるお味なのです

こだわりの長ネギからは
はじめはしゃきしゃき感。
のちにねっとりの甘味がでてきて
絶品です。
とても珍しいラーメンなので
いつも行列ですが
この日は15分ほどで入れました。
とても美味しいかった

ご馳走さまでした。
このあとはすぐに宿にチェックイン。
お部屋は川沿いの角部屋だったので、
大きな窓から紅葉や向こうの山々のシルエットを充分堪能できました
どこからみても
深まる秋を感じるお部屋で、
温泉を頂いて、
詩集をゆっくり読んで...
のんびり。
夜ごはん。
土瓶蒸しが美味しかったです。
夜の星空はスマホでは撮りきれませんでしたが、
お月様をパチリ。
なぜか
ピンクに移るお月様なのでした

~つづく~