ひょんなことから、ピロール農法の研究者であられる黒田先生からご連絡をいただき、自宅のコンテナ栽培や野菜の実験の話をしましたら、先生にとっても面白がられ、ちょっと面白いもの送るからまっててねー!と言われるので待ってたら、私の研究心をくすぐるピロール関連の品がいくつか届きました。
そのうちの一つが、ピロール農法の土が入った瓶。
先日、フタを開けてみたら、静置しておいたおかげで、綺麗に土と水と分離してました。
酒井弥先生の本「ラン藻で環境がかわる」の中に、ラン藻の繁茂してる土壌の水のおいしさが書かれていたので、好奇心に駆られた私は、その水をすくってフィルターで濾し、その濾した水を数的、ヤカンとピロール米をセットした鍋に落としたのです。
ヤカンを沸かし、お茶を入れて飲んでみると、まろやかでとても懐かしい味がしました。
それは子どもの頃、山(実家の畑)でお昼や休憩の時に、祖父がススで真っ黒になったヤカンで淹れてくれたお茶の味でした。
そして、炊き上がったご飯は、やっぱり子供の頃に食べた、中伊豆の母の実家で食べたご飯の味が思い出されました。
母に確認したら、私が小さかった頃は、中伊豆のその地域では、共同で水を山から引いて、湧き水に近い水を生活用水にしていたそうです。なるほど!やっぱり記憶の味は正しかった!
祖父母は田んぼもやっていたので、もしかしたらピロール米に近い味の米がその頃は生産できてたかもしれないです。
50年、ほぼ毎日ご飯を食べていて、ピロール米と水に近い味が、中伊豆の味とだけ繋がるというのは、お茶の味もですが、なんとも不思議でした。人間の記憶ってすごいなぁと思います。
味とともに、その情景も鮮やかに浮かぶんですよね
当時は山や田んぼに行くのは、イヤイヤ付いていってただけなんですが、思い入れがないようでも刻まれてるんだなと思いました。
香りや光も、過去の記憶と繋がりやすいと思うんですが、味覚も強烈ですね。
ピロールの実験はいろいろと続いてます。スーパーの野菜にお風呂に飲みもの、太陽光実験などなど
藻というありふれたバクテリアの持つ優れた働きを、いろんな角度から体感すると驚くことばかりです。東京にいるから、より強く感じるのかもしれないですよね。



