プロフェッショナルの流儀…
その中でもドッグトレーナーの放送が、だいぶ波紋を呼んでいますね💦
SUNKSのトレーニングを受けてくださってる飼い主さん、それからトレーニングは受けてないけどトリミングやホテル利用の飼い主さん、そして周りのトレーナーやトレーナーの卵、見習い中、学生さん、トリマーや獣医師、看護師さん達などプロの方達にもかなりの混乱が見られています。
今回の放送でなくとも、
「テレビで灰皿を投げてました!あれで犬が良くなってたんですよ♪」
とか
「ご近所のワンちゃんが凄い良い子で、どうやってしつけてるか聞いたら『悪い事したら叩けばいいのよ』と言われて、やっぱり叩いた方がいいんですか?」
など、うちのトレーニングを受けている飼い主さんでさえ、そちらの方法に流されそうになる事がちょくちょくあります💦
今回の放送でも番組の構成を「良い話」にまとめようという流れだったし、特にお涙頂戴だった
のが↓↓↓
飼い主さんも手がつけられない程、噛み付いてくる柴犬のまめ蔵(経緯の説明はない)が厳しく訓練をされ、最初は訓練士に近づかなかったのが次第に後を追うように付いて来るようになり、飼い主さんと再会した時には、あんなに噛み付いて触れなかったまめ蔵が、シッポを千切れんばかりに振って、飼い主さんに駆け寄りものすごく甘えていた。
という場面。
ここにかなりの方が感動していたようだったけど、プロの目からは全く違った映像に見える。
拠り所がこの訓練士しかいなくなったことで依存が始まり付いて回り、飼い主さんと再会した時には、地獄の様な生活から抜け出せる喜びに打ち震えていた
様にしか見えなかった😭
「今日のワンコ」とか、少し前に「動物達の可愛い映像の真実!」的な番組があったけど、その時もやはり世間の見る目とプロの見る目ではやはり大きなズレがあった…
なので特に今回の放送で更にそう言った方が増えないかがとにかく心配です…。
それだけ影響力のあった番組だったと思いますが…
なので、ここからが本題(笑)
前置きなげぇーな![]()
ひとまずDog's home SUNKSとしての立ち位置を明確にしておこうと思います‼️
SUNKSではトレーニング、トリミング、ホテル&デイケア全てのサービスにおいて「嫌悪刺激」は一切使用いたしません!
特にトレーニングにおいて、子犬・成犬、小型・大型、吠える・噛むなど行動修正が必要な犬、問わず全てのトレーニングで「嫌悪刺激」は一切使用する事はありません!
でも「罰」は使用します。
「罰」も一切使用しない「陽性強化法(要は褒めて伸ばすってやつね)」のみを使ってトレーニングすると謳って、制御の効かない犬を作り上げてしまうトレーナーさんもいて、そちらもかなり大きな問題💦
SUNKSのトレーニングは「報酬」と「罰」の両方を使いますが、「嫌悪刺激」は使いません‼️
![]()
![]()
![]()
![]()
![]()
![]()
![]()
![]()
![]()
![]()
![]()
![]()
この辺で混乱する人多いよね😅
「報酬」と「罰」の2つの選択肢ではないんです‼️
「報酬」2種類と「罰」2種類の、計4つの選択肢があるんです💡
実はトレーニングの方法って突き詰めると、この4つの選択肢しかないんです。
この4つの選択肢を『行動の原理原則』といいます!
犬だけでなく人間も猫も鳥も馬も豚も、しつけも訓練も行動治療も、行動の原理原則が基盤です❗️
ちょっと逸れちゃったけど、報酬と罰には2つずつ手段がある話に戻します!
【報酬】
①正の強化→皆さんが1番直ぐに思いつく「いい事が得られる」報酬です!
例)宝クジが当たるetc.
②負の強化→こちらは報酬と捉えた事はなかったと思いますが、皆さん全員知っていて、使ったことも使われたこともある「嫌な事から回避できる」という報酬です!
例)借金がなくなるetc
【罰】
①正の罰→皆さんが1番直ぐに思いつく「嫌な思いをする」という罰です!
この「正の罰」が「嫌悪刺激」です。
例)叩く、脅すetc
この「嫌悪刺激」とは「体罰」だけを指す言葉ではありません!
・犬を叩くのではなく直ぐそばを叩く
・ハウスを叩く
・物を投げつける
・大きな音をたてる
・言葉や態度で威圧する
・リードでショックを与える
・無理矢理仰向けにする
etc
痛くないからとか、加減するとかは関係ありません。
全て強弱関係なくそれらは「嫌悪刺激」と呼びます。
②負の罰→こちらも罰と捉えた事はなかったと思いますが、皆さん全員知っていて、使ったことも使われたこともある「良い事を取り上げられる」という罰です!
例)減給、携帯電話を取り上げられる、ゲーム機没収されるetc
ここまでいいかな?
ではもう一度
Dog's home SUNKSのトレーニング方針の話に戻ります![]()
SUNKSでは
「犬目線」と「飼い主さま目線」の両方を尊重し、まず「そもそも治す必要があるのか?」というところから切り込みます(爆)
場合によっては「治さない」(笑)![]()
ここ皆さん覚えておくと、ちょっとスッキリしますよ!
しつけるか否かの判断は
①飼い主、家族が許容できるか?
②ご近所、地域が許容できるか?
③国、社会が許容できるか?
の、3つの範囲で許容出来るのであれば、決して無理にしつける必要はありません。
それから、
飼い主さまが犬に求めているモノは皆んなそれぞれ。だから幸せの形も様々!
こうあるべきという押し付けはせず、一緒に理想の形を考え探しだす、まさにカスタマイズします‼️
それが、ひとまずのスタンス👍
ちょっと大作すぎて、文字数オーバーしてしまったので、続きはパート2で!