犬無しの理由は大きく2つ。
①出来るだけ多くの方に聞いて欲しかったので、ワンコがいるとその子の安心出来るパーソナルスペースを用意してあげようと思うと、最大でも5組位しか呼べない。
②何事もステップアップなので、まずはインプット!それからアウトプットと言う流れにしたく、今回はインプットに集中してもらう事にしました。
そして!
今回のしつけ教室のタイトルは↓↓↓
「犬の正しいしつけ方講座」
大きく出たでしょ!?(笑)
まぁいつも大きく出るんだけど(笑)
どんなに内容が良くても集まらないと伝えられないからね。
ひとまずスタートラインに立つにはインパクトも必要
でも本当に間違った情報や知識が流出し過ぎていて、それがネット上だけならまだしも、プロ達が嘘を言っているからタチが悪い
正確には「嘘」を付いている訳ではなく、本気でそれが正しいと思ってるんだけどね…
その中でも1番大きな間違いは、
「しつけ」と「訓練」の違い!
これを大きく間違ってるプロの多い事、多い事
そりゃ飼い主さん方もそう思うに決まってるよね
やはり半分位は何かしらトレーニングを受けた事がある方がいましたが、やっぱりもれなく教わってきたのが「おすわり」や「伏せ」「待て」
正直「おすわり」や「伏せ」「待て」では飼い主さんが望んでいる『良い子』には決してなりません‼️‼️
飼い主さんが望んでいる『良い子』とは、たいていこんな感じのはず。
・トイレが出来る
・吠えない(要求、インターホン、人や犬、バイクetc)
・噛まない(甘噛み、お手入れ、お薬を飲ませるetc)
・飛びつかない(要求、来客、帰宅時etc)
・落ち着いて待てる
・呼んだら来る
・誰とでも(人や犬)仲良くする
これをプロトレーナーやしつけの本、ネットやテレビでも「おすわり」や「伏せ」「待て」をする事で出来る様になると言っている!
本当によくあるのが「吠え」に対してのアプローチ!
・インターホンで吠えたら「おすわり」&「待て」で吠えるの止めたら褒める…
・散歩中、前方から吠える対象(人や犬)がきたら「おすわり」&「待て」で吠えさせない様にして、吠えなかったら褒める
これでは決して良くならない。
今回のしつけ教室の内容の1つである
『「症状」にアプローチではなく「原因」にアプローチ』
しなくちゃ意味ありません。
では「しつけ」と「訓練」の違いですが、ひとまず人間世界の子供で例えますね
まずは「しつけ」
・トイレで用を足せる
・親や先生、近所の方、友達に挨拶が出来る
・着替えや歯磨きをやらせてくれる
・色々な所に怯える事なく行ける
・落ち着きがある
などなど社会性や社交性の様な内面的な事。
では「訓練」
・国語
・算数
・理科
・社会
など勉強が出来る事。
では犬の世界だと?
「しつけ」
・トイレで用を足せる
・人や犬に吠えない
・お手入れが出来る
・カフェやペットショップに喜んで行ける
・日がな一日寝て過ごす
「訓練」
・おすわり
・ふせ
・まて
・おいで
こんな感じ
要するに多くのトレーナーは、
「訓練が出来ると良い子になる」
と言っています!
考えてみてください
子供がいる方じゃなくたって
「勉強出来れば良い子になる」
と思ってる人なんていますか?
分かりやすく言うと、
「勉強が出来ると性格が良くなる」
「東大生に犯罪者はいない」
逆に
「勉強が出来ないだけで人間性が否定される」
「中卒だと犯罪者になる」
って言っている様なものです。
なので今まで頑張ってきた人には申し訳ないし、ショックかもしれませんが、
「おすわり」や「伏せ」「待て」なんて教えても望んでいる良い子にはなりませんよ~!!
良い子に見えてるのは我慢してるだけかもしれませんよ~!!
本当に愕然としてしまうかもしれませんが、今までやっていた事は、「しつけ」ではないんです…


「しつけ」とは、
『「症状」にアプローチではなく「原因」にアプローチ』
それから、
『「我慢」させずに「好き」になってもらう』
これらが「しつけ」の本当の意味だと思います‼️
例えばインターホンに「吠えた」事に「おすわり」&「待て」をした所で、
「吠えた『原因』には無視」…
「吠えない様に我慢させてるだけ。」
「怖くて吠えた」としたら「おすわり」&「待て」で
「怖くなくなるの??」
僕は決してそうは思わない‼️
もし来客が苦手でインターホンに吠えてるなら、
「『来客』が『好き』になればそもそも吠えない!」
※来客に喜びすぎて『興奮』が原因で吠えている場合はまた違います。
と思うから!
「伏せ・待て」の指示をしなくても、落ち着いてくれば「伏せ・待て」して穏やかにしてる
この状態を褒めていれば、「伏せ・待て」が『好き』になるから、指示されなくたって自分から「伏せ・待て」する様になります
一方、訓練だと「伏せ・待て」の指示があるまでは、自分からはなかなかしない。
それに「指示を受けた対価が必要」になるし「対価を要求する」行動も増えてくる。
さらに「対価を受け取ると解除しちゃう」もしくは「対価が貰えないから解除しちゃう」ってパターンもある。
今回タイトルを、
犬の正しいしつけ方講座
「正しい」と言っても、それを守れとかそうじゃないとダメと言ってるわけではありません。
正確には、
「飼い主さんが正しい知識を持つ」
事が目的です。
知っててやるのと、知らずにやるのでは全く意味が違います。
どちらの性質も正しく理解して頂ければと思いますm(_ _)m


