急に激しい雨が降り出したり

 

あっという間に止んで

 

あとは暗い顔の空を見上げ

 

機嫌の悪い思春期のJKみたいだなって

 

想いながら

 

 

本日の母のオヤツは

 

 

機嫌の悪そうなおばさんが覗くフライイングタイガーのナプキンに乗せて

 

アメリカンドッグ!

 

 

 

 

 

最近は

機嫌が悪かろうが良かろうが

壮絶に毎日が楽しかったJK時代によく読んでいたミステリーを読み返す日々です。

 

アガサ・クリスティーは絶えることなく繰り返し読み続けていますが

アイザック・アシモフエラリー・クインディクスン・カーなどはずいぶん長い間

手にしていませんでした。

何十年ぶりかで読む作品ははっきり覚えているものも

すっかり忘れているものもありなかなか新鮮です。

 

犯罪トリックや操作スキルは

現代とは格段の差がありますが

 

違うんです、感じるものが

天才犯罪学者であり縁なし眼鏡がキラリと光るスラっと知的な

エラリー・クイン教授からは

当時のニューヨークの若々しい都市の力やモダンや自信が

ページを繰るたびサーっと風のように吹き上げてくるような気がするし、

心理を見通すレストランの給仕ヘンリーからは

階級や名声より大切なものがあった大都市の空気を

感じられます。

 

 

本と云うものはその時代の風を含んで

開かれるまで待っているものなのですね。

 

 

 

梶井基次郎の本を開けばそこには明治時代の若い文化と戸惑いが

覗き込んだ私の前髪を吹き上げます。

 

 

私の前髪・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、あの雲を突き抜け お買い物に行ってきます

おり~ぶ