【りんごの収穫】
本日、フジりんごが落ちているのを発見し、全て収穫した。といっても5個だけだけどね。
久しぶりの晴れ間である。ただし明日からは豪雨になるのだそうだ。振り返れば、今年は、東日本に限っては“酷暑”とはいえなかった。雨の日が多かったからだ。北では山背もふいた。農作物への影響が懸念されるが、被害は報じられていない。米も、台風の直撃でもなければ平年並みとなるようだ。植物の適応力は、以外と優れているのかもしれない。
【適応不能の物価】
さて、適応力に欠けるのが人間である。今の物価高に適応できず、生活様式を劣化させる人があとを絶たない。当方もその一員で、外食などほとんどしなくなってしまった。たまに幸楽苑で490円のラーメンを食いながら、日高屋よりも割高だ、などと愚痴る始末である。
【備蓄米の買い戻し】
政府は、備蓄米を21万トン買い戻す方針だという。米価は昨年よりも大幅に下落している。高いときに売って安いときに買い戻すとは、「お主も悪よのう」といいたくなるが、143兆円の前にはそんな儲けなどたかがしれている。第一、ねらいは米価暴落の防止、米農家支援にあるのだろう。
【最大の在庫量】
朝日新聞宮城版は「宮城の新米は4割安、概算金5年ぶり引き下げ」の見出で、JA全農みやぎが、2026年産米「概算金」基準額を「60キロあたり1万7千円」とした。前年比約4割の引き下げ、と報じている。
原因は「コメ余り」で、6月末の全国の民間在庫量は243万トンと、「適正在庫水準(180万~200万トン)を上回っている。26年産の生育状況をふまえると、来年6月末の予想在庫量は267万~304万トンで、過去最大級の水準となる可能性がある」からである。民間在庫を踏まえれば、政府備蓄を増やして備える必要など、本当はないのである。
【コメ5キロ2千円が相場】
朝日新聞社説は、「6~7月は5キロあたり3千円台半ばで推移していた。騒動前の水準より、まだかなり割高だった。早すぎる買い戻しで米価が高止まりすれば消費者の負担は軽くならず、コメ離れが広がりかねない。物価高対策との整合性も欠く」と、政府の「市場介入」に批判的である。しかし、現状認識が甘い。よって説得力を欠く。
実際の米価は5キロ3千円台に値下がりなどというものではない。今日のチラシを見ると、ジャパンミートは昨年度産宮城つや姫を1999円(税込2159円)で売っている。トライアルも似たような価格である。ベニマルは、会津ひとめぼれ2680円(税込2894円)である。ほぼ、米不足前の水準に戻っているのだ。
社説を書くような朝日新聞記者はたぶん、自分で米を買いに行くことなどないのだろう。政府統計の米価で高止まりを難じているのだ。
【貧乏人は芋を食え】
日本は食料自給率は低いが、米だけは100%だから安心といわれてきた。しかし、1町歩、2町歩の経営面積の米生産農家が経営を続けていくためには、5キロ3000円以上は必要だろう。その価格帯で安定するような政府の政策が求められる。だが、農水省は無能である。というか、農家ではなく、JAや地方政治家の声しか彼らには聞こえないのだろう。
かくして、絶望した農家は耕作を放棄し、食料自給率は更に落ち込んでいくことになる。ビンボー人は米国産産ジャガイモを食え、などといわれる日が近いうちに来るのかもしれない。