【免許更新】
免許証を更新した。誕生日前後2か月間の期間、通知はがき着後、2日目に手続きである。加齢は人をせっかちにする。
免許センターの手続きは以前より改善されていて、長い時間を待たされることはなかった。デジタル効果というよりも、紙を介した流れが工夫されている。デジタル処理は最初だけ、それも係員が操作してくれた。受付票がプリントアウトされるまで2分ほど待たされるという、アナログ感万歳の処理であった。
そんなこんなで、予定よりかなり早く終了したので、近くの温泉に寄り道して帰宅した。疲れの残らない更新手続きであった。
【私物乾燥】
さて、今日の東京新聞に「私服を音楽準備室で乾かしていた」との記事がある。19日の滝野川第三小学校の火災の原因が、音楽教諭の洗濯物の乾燥にあったとする内容である。
はじめにこの事件を知ったとき、オバサンがストーブで乾かしていた服が落下したのが原因だろう。家計のために公共物を使用し、あげくの果てに火事を起こすなど、とんでもない奴だとの印象を抱いた。記事はそれを裏付ける(ような)書き振りである。
【洗濯オバサンの選択】
しかし、教諭がブラバンの顧問と知って、当初の印象は修正された。
準備室には、洗濯機に複数のサーキュレーター、何十本ものハンガーがあったという。教諭やその家族のためではない。部員の公演用の衣装を洗濯、乾燥させるものだったのだ。その迅速処理のために、電気ストーブやサーキュレータを買い増し、早朝に登校して洗濯をしていた。
どうしてそうなるかというと、衣装の管理を部員とその家族に任せるわけにはいかない。子供たちに「家で洗濯してきてね」と渡したら、期限までに全てを回収することなど不可能である。何十名かの部員の内の数名は、いつまで経っても持ってこない。とめどない催促を余儀なくされる。ヘタをすると大会や発表会に間に合わなくなる。だったら、自分で洗ったほうが手っ取り早い。無償の奉仕だが、その方が労力の節約になる。
【洗濯オバサンの告白】
かくして、朝早く登校してせっせと洗濯していたのだろう。速く乾かすためにサーキュレーターを私費で買い増し、乾燥をより迅速化するために電気ストーブも購入した。
教育委員会のイヂワルな監察委員から「私物を洗濯してことはあるのか」と問われ、「大会で着用するシャツやハンカチとかを一緒に洗ったことはあります」と答えたら、それが「私服を洗濯し、乾かしていた」ということになる。私物を公費で洗濯していたケチなオバサン像の完成である。そのせいで火事になり、校舎は解体、再建となる。税を浪費するとんでもない奴だということになる。
【適切でない勤務形態】
この音楽教諭がするべきだったのは、衣装の公費によるクリーニングの要求である。洗濯など教員の仕事ではない。教育委員会や学校が金を出さないというのなら、統一した衣装での演奏は断念すると明言するべきだった。
しかしそれができないのが日本の教員なのである。これはあの高速道事故とも共通する。部活遠征の生徒移動を手配し、子供たちの服を洗濯する。そのように、特別活動が顧問一身に丸投げされる。無償奉仕の強要が日本の教育界である。元来が残業代もろくに払おうとしないカルト組織なのだ。「適切ではなかった」のは教育界の方である。
女性教諭のこれからが案じられるが、一つだけ忠告しておきたい。衣類はストーブで乾燥させてはいけない。それはマーフィーの法則で必ず落下し、着火し、火事を引き起こす。ストーブ必需品の東北人の常識である。