【身障者になる】

 という訳で発声不能となった。古い言葉でいえば「唖」、会津では「オッチ」と呼ばれるれっきとした障害者である。そこで、障害者認定を受けるかどうか検討中である。医師は、「認定を受けると何か良いことあるんですか」と暢気だが、そこはそれ、病院というカルト社会の住人である。肉体機関としての声帯には詳しくとも、その機能の社会性には無知なのである。

 専門家は市の障害福祉課にいる。今日出向いたのだが、若い女性職員が説明してくれた。ガイドブックを開きならだったので、あまり適用例はないのかもしれない。

【障害等級の認定】

 音声機能障害には3級と4級がある。ある程度の意思疎通は可能なので3級は適用外である。問題は4級と認定されるかどうかなのだが、その基準は「第3者との意思疎通が困難」かどうかにあるらしい。その「困難」とはどの程度を意味するのかが問題となる。判断するのは、登録指定医であり、そのさじ加減次第である。

【障害者福祉】

 障害者手帳を交付されると、障害者雇用の対象となる。また、さまざまな相談を受けやすくなるだけでなく、各種割引制度が利用できる。ただし、1.2級以外は対象外となることが多い。一番の恩恵は税の所得控除である。国税27万、住民税26万の障害者控除が適用となる。

 障害者手帳を保有する利点は、第三者にいちいち説明するよりも手帳を提示して状況を理解してもらうのに便利である。まあ、その程度である。あとは、制度に無知で機会を喪失していると見られるのを避けたいというくらいだろうか。診断書その他の費用をかけてまで申請する必要があるのか、思案のしどころである。

 

【八木のうっかり本音】

 さて、追いつめられた高市が「リッポー」において最後っ屁をやらかそうとしている。日の丸法や再審法、皇室典範の改正などである。

 今日の朝日新聞(耕論)は「男系男子」に関して3人が主張している。中で、かの八木秀次が本音を漏らしている。

 第一に八木は、小泉政権時とは「状況は変わりました」という。今の「総意」とやらは、日本の文化、伝統を反映しての一般意志ではない。高市一強という政治状況の偏向に過ぎない。その上での「旧宮家の皇籍復帰」だと(うっかり)認めている。

 第二に、皇族としての正統性の根拠は、皇室典範1条の「皇位は、皇統に属する男系の男子が、これを継承する」にあるとする。「男系」もまた、伝統的、歴史的な天皇制に由来するのではない。薩長の法律に由来するに過ぎないと(うっかり吐露している。

【本音は万世一系といいたいだけ】

 その上で、男系の血統原理に基づく「万世一系」の世界では、皇族の人権や男女平等の観点は適用されないという。「男系」とは、実は「万世一系」の隠れ蓑だった。荒唐無稽な「万世一系」を大っぴらにいえないものだから、「男系」というインチキを声高に叫んで代償しているのである。

 そして彼らには、人権に関する抽象的な感覚も、皇族の方々への具体的な配慮もない。目的はただ、薩長由来の男女平等の否定、男尊女卑の守護にある。国際社会からの評価も、日本の社会の発展可能性も度外視である。

 かくして、戦前の日本を崩壊させた虚構にしがみつく連中が、またぞろ日本を衰退させるために悪巧みを推し進める。先頭に立つのは、何かと「勘違い」の多い高市である。女を裏切る女の支持率が果たしていつまで続くか。天皇家の未来はそんなところにかかってしまっている。