【小梅だよ】

 栗の花が咲き始めた。扇情的な香りが一帯に漂っている。夏なのである。

 昨日、会津産650グラムほどの小梅をもらった。早速塩漬けにした。我が家の高田梅はまだ固く、青いままである。後1、2週間はかかりそうである。会津の方が季節の進み方が早いのだろうか。

【逃亡する熊】

 さて、福島市で人を襲い、某所に立てこもっていた熊が、まんまと逃走したという。見張りの手薄な裏窓の鍵を開けて、こっそりと退室していったらしい。その後の足取りは、今なお不明である。

 頭が良いのだろう。当てられた麻酔弾を薬物が注入される前に払いのけ、昏睡するのを回避している。また、水道の蛇口を開けて水を飲んでいるのを目撃されている。コップは使用していないらしいが、今すぐサーカスで通用しそうな才の持ち主である。

【対応2類】

 1、2歳の若い熊らしい。できるなら、捕獲しても殺処分などしないことを望む。甘いという批判が寄せられるのは確実だが、その様な「排除の論理」は種の絶滅を正当化しかねない。オオカミの絶滅が昨今の鹿害を招いているように、生産的ではない。

 金山での人身被害の後、当地で熊駆除隊が結成され、とことん追いつめて駆除したという話などない。熊を知る、共存してきた人たちの対応は冷静である。

 「あすこら辺は熊出っから気ィーつけなんねぞー」、「あいつは熊と戦って追っ払った猛者なんだとー」でお終いである。現場となった高森山の登山道も今日開放された。今年の松茸とりは断念、などはまず無い。

 絶対安全圏に住み、熊を見たこともない連中が、見つけ次第に殺せとあおり立てる。異なるものを恐れ、殺し殺されの関係に持ち込みたがるのは、思慮の足らない連中の浅見、ネタニヤフ流の短慮である。

【熊ダンスを踊れ】

 あの熊が、もう人を傷つけることなしに吾妻山系に逃げこみ、熊生をまっとうすることを願う。可能なら、先達山のメガソーラーの上で、元気よく熊ダンスを踊って見せて欲しい。その時、福島市民は喝采を惜しまないであろう。