【わが家の静脈乖離】

 2階のトイレの洗面台の下が水浸しになっているのに気がついた。排水管がヒビが入るように破断し、そこから水がダダ漏れとなっていた。原因は不明である。あの太い菅の中途が薄くなり、捩じ切るように数センチも裂けてたのである。家も歳をとると、人間同様に劣化する。電気配線はさしづめ神経、水道関連は血管というところだろうか。するって〜と、生じた事態は静脈乖離ということだろうか。ああ、また出費が嵩む。

【ディ-ル不在】

 さて、トランプが習に体よくあしらわれて引き上げた。尻尾を巻いての退散である。

 トランプとしては、中国からイランに圧力をかけて欲しかったのだろうが、中国にその気はない。アメリカに手を貸す義理などない。「関係ない」のである。

【張り子のトラ】

 考えてみれば、米中間に、米日間のようなディールは成り立たない。アメリカが売れるものはボーイングに大豆位のものだが、それはエアバスやブラジルによる代替が可能である。原油もロシアやイランから、人民元で購入可能である。アメリカとは異なる物資供給システムを確立しているのだ。

 障害になるとしたら、ホルムズ湾におけるアメリカの封鎖だが、中国船への攻撃を中国軍が座視するわけがない。大義名分を得たとばかりに大艦隊を派遣するだろう。トランプに中国と一戦交える覚悟などない。台湾に手を出したらタダではすまんぜと凄まれると、何もいえずに首をすくめるだけなのだ。弱い者には居丈高に振る舞うが、強い者には無関心を装う。中身のない張り子のトラである。

【トランプの手札切れ】

 中国は、トランプに提供する食事を工夫したというが、トランプに宮廷料理など無意味である。ホットドッグにハンバーガーを食っていれば満足する輩に、その味が理解できるわけがない。

 同様に、脅し透かしと目先の損得勘定しかできない相手に、3千年前から磨きをかけてきた文明的な交渉を持ちかけても無駄というものである。何しろ「トゥキディデスのわな」さえ理解していない相手なのである。要求を端的に伝えるのみである。

【中華冊封体制の再現】

 かくして世界は、もはやG2ですらなく、中国一極体制になりつつある。中華冊封体制の再現である。アメリカが、おバカをやらかし、自滅してくれたおかげでその実現時期が早まった。実は習こそがトラだったのであり、その前にトランプはタコであり、早苗ちゃんはハツカネズミのようなものである。はしゃいで大口を叩いていると、踏み潰されるのがオチである。