【雪溶けの朝】
春の雪はほとんど1日で解けてしまった。今日は陽射しが戻り、気温も上がってきた。空の色は完全に春の青である。
【自衛のための使用停止】
さて、スペインのサンチェス首相が「戦争反対」を表明した。その上で、スペインにある米軍軍事基地の使用を、「国連憲章と矛盾する目的での基地使用は認めない」とした。湾岸諸国がイランの攻撃を受けているのはそこに米軍基地があるからだ。基地使用拒否は、アメリカとイスラエルが始めた無謀な戦争に巻き込まれないための当然の「自衛措置」である。
【無意味な約束】
トランプは怒り狂いスペインとの「すべての貿易を止めるつもりだ」と脅した上で、「我々が望めば彼らの基地は使える。飛んで行って使えばいい」と述べた。(朝日新聞2026年3月5日)スペインとの協定を無視するというのである。これでは、アメリカと条約は一切意味がないことになる。
【台湾有事】
日本にとっては他山の石である。
米軍基地を一旦認めたら、日本の意向などお構いなしに米の利益を追求するために使用する。協定で利用の制限はできない。事前協議などないも同然である。米軍はアメリカファーストでしたいように振る舞う。
具体的には台湾である。中央軍事委員会を解体し、解放軍を私物化した習近平は侵攻に御執心らしい。お友達のトランプが直ちに対抗するとは考えられないが、もし中米全面対峙となったらどうなるだろうか。
【中米もし戦わば】
日本の米軍基地は当然に攻撃の対象となる。イランは攻撃対象を米軍関係に限定するなどの自制があるが、中国が同じように振る舞うという保証はどこにもない。米軍基地だけでなく、原発にミサイルを打ち込んでくるかもしれない。主要都市に核ミサイルを用いるかもしれない。それも、米本土に影響しない限り仕方がない、いや、中国批判の材料として、むしろ歓迎するかもしれない。
いずれにしても、台湾をめぐる中米の軍事衝突は日本はズタズタにする。それがサナエちゃんのいうアメリカとの集団的自衛関係の帰結である。
【日本国憲法の価値】
トランプは国際法も米国憲法も無視している。無法な人物に正義を求めても無意味である。今の米国への追従は、悪業に加担することでしかない。
カナダ首相カーニー氏が、ダボス会議の「原則と現実―カナダの進む道」演説で、国際秩序を維持する力の源泉は「正統性、誠実さ、ルール」にあるとした。カーニー氏もイランに関しては日和っているが、国際社会で信頼されるためには、その場しのぎではない理念が必要なのだ。そして日本には、そのために実に貴重な憲法がある。
憲法を揶揄することしか知らない、人心を収攬する手立てとしてギフトを配るくらいしか思いつかない、姉ちゃんには理解不能かもしれないが。