【たくましいクズ】

 昨夜強い雨がぱらぱらと降ったが、ほんのひと時だった。植物への甘露とはなりえず、あちらこちらで茶色く変色した葉が見られるようになった。もう、10日以上天の恵みがないのだ。 そのような過酷な状況でも、葛が花をつけ始めた。我が家の前の土手は一切除草されないため、葛の蔓がはびこっている。そのあちらこちらに赤紫色の花が覗いている。増殖力が忌避されて「植物界のクズ」などとくさされてもめげない。どんな過酷な状況におかれてもしっかりと繁殖を試みる。たくましいものである。

【クズが蔓延る世界】

 さて、世界にはクズのようなテロリストがはびこっている。

 ウクライナでは30日、「マイダン革命」を主導した一人である最高会議元議長のアンドリー・パルビー氏がリビウの路上で銃撃され、死亡した。用意周到な暗殺である。ウクライナ政敵の関与も考えられるが、ロシアの疑いが濃い。ロシア国内では、プーチンに意を唱えた重鎮が次々と逮捕、もしくは不審死を遂げている。その延長としての海外での暗殺なのだろう。

 同じ日、イエメンの首都サヌアで、フーシの「首相」と「閣僚」数人がイスラエル軍の空爆で死亡した。イスラエル軍は、殺害を認めている。軍を他国領土に侵入させた上での犯罪行為である。

 イスラエルは25日にも、ガゼにおいて「ダブルタップ攻撃」を仕掛けている。ナセル病院に対する最初の攻撃の9分後、負傷者救出に集まった人々を狙って再攻撃した。誤爆でも、事故でもない。敵対するはずのない、医療関係者や、報道関係者の確実な殺害を狙った、究極のテロである。

【クズのように生きる】

 イスラエル、ロシアは共に邪悪な国家となった。こういうことをいうとなぜか読者が減るのだが、存在しなくなってくれた方が善であるといいたくなる。

 そしてもうひとつ、ネタニヤフやプーチンは他国の派遣する暗殺者の牙にかかる末路の公算が大きくなった。誰かがゴルゴ13に依頼すれば、他国の指導者に為した非道が自分の身に降りかかってくる。それを否定する論理はない。因果応報だが、その点においてトランプはまだ覚悟が足りないようである。彼のノーべル賞目当ての和平交渉とやらが迫力を欠く所以である。

 最後に、「僕もあのクズのようにたくましく生きていきたい」と、小学生の夏休みの宿題の作文のようにまとめてみる。