【殺生三昧】
朝から暑い。猫は早々にどこかに姿を消した。日陰の涼しい場所にしけこんでいるに違いない。
その猫なのだが、昨日また殺生をやらかした。鵯を一羽殺めたのである。保護したときはまだ息があり、水も飲んだのだが致命傷を負っていたのだろう。しばらくして動かなくなった。猫の来世がネズミ以下となるのは必然である。
【カラスには敗けたくない】
などといいつつ、カラス対策を練っている。梨やブドウが大きくなり、もう少しで熟する。すると、カラスが当然のようにやってきて食い荒らす。昨年はブドウが全滅の被害であった。相手は小学低学年並みの知能を有する。網を張っても効果はなかった。完敗である。
そこで今年は網をあきらめ、一枝、一房ごとに野菜収穫用の網袋をかけることにした。袋を掛けやすいように枝の整理を済ませてある。手間はかかるが、カラスより頭が悪いと見做されるのは放置できない。
【自衛権の行使】
対策は入念に、二重三重の防御策も考えている。
その一つは粘着テープである。ネズミやゴキブリ取りに用いる強力粘着剤を塗布したブツである。それをカラスがとまりそうな枝などに貼り付けておけば、捕獲とまでいかなくとも、忌避効果が期待できる。
問題は、枝に留まるのはカラスに限らないという点にある。件の鵯やムクドリ、激減している雀などが引っかかりかねない。一度くっついたら羽の損傷は避けられず、致命傷となることは確実である。それでもやるか、ということである。
【劣者必滅】
ネタニヤフならやるに違いない。ハマスを根絶やしにするなら一般市民が南満に死のうがお構いなしである。カラスを懲らしめるために、雀や鵯が巻き添えになるのもやむをえない。嫌なら近づかなければいいのだ。自然界における安全確保は自己責任である。怠るものは進化論的な劣者に過ぎない。死んでもどうということはない。むしろ望ましい。そのように突き放す。
そのような要素が誰にも備わっている。異るのはやるかやらないかの意思の働きにあるのだが、さてどうしたものか。収穫期は近い。