【季節が過ぎて終末期のカブ】
暑い。プランターのカブが生きるのをあきらめた。いくら水をやっても萎れたままで、周りの土が乾燥してしまうのは保水するつもりがなくなっているからなのだろう。そこでプランターごとに全収穫し、一部土を入れ替えて新たに種を蒔いた。インゲンやカブを蒔くのは今が最後のチャンスらしい。そういう意味では今年ももう終わりの季節なのである。
【青いダイヤの硬さ】
梅の実も色づき始めた。TVでは高田梅の収穫のニュースがあった。大粒の硬い実で、会津では「梅漬け」にする。猛暑の影響はここにもおよんでいるらしく、今年は50年来の不作で2、3トンの収穫しか見込めず、キロ5000円を超えるのではないかといわれている。まさしく「青いダイヤ」である。
【採らぬ狸の】
我が家の庭に植えてあるのもその高田梅なのだが、まあまあの実付きである。収穫のタイミングは高田ではなく、当市の西田の梅林を参考にする。それによると今は梅酒用で、終末から梅干し用の収穫だという。なるほどと思う。ほんのりと色づき、少し落ち始めた頃が梅干し用の適期なのだ。2キロ採れたら1万円か、などと皮算用をしている。
【梅の香りにマドレーヌ】
最近、昔の瑣末な出来事の記憶が蘇ることが多い。走馬灯を緩慢に回し始めているのかもしれない。
梅に関しては、幼児期に完熟の実を食いすぎて不調となった伝聞がある。身体感覚としては覚えていないのだが、そのようなことを親から聞かされた覚えがある。昔から拾い食いが癖だったのかもしれない。今年は何個か取り残しておいて、完熟したのを食ってみようか。マドレーヌのように、不快な記憶が蘇るかもしれない。それもまた生きてきた証しである。