【猫に聞け】

 朝から暑い。というわけで猫も木陰で昼寝、である。彼らは外猫兄弟で、快適な場所を探し出す名人である。今のところはここ、コシアブラの樹下、自転車置き場の屋根ということなのだろう。

 ところで内猫なのだが行方不明となった。彼もまた快適な箇所を探し、昼寝するところをあちらこちらと変える。今朝など、日本の猫は畳だあとばかりに、2階の畳の床に寝そべっていたのだが、その後ようとして行方が知れない。屋内のどこを探しても見つからない。扉を開けた隙に外に出たのかもしれないが、気がつかないでどこかに閉じこめてしまうことにならないか、余計な心配をしている。

【オキアミ1匹のような餌】

 さて、今日も株主議決行使権が送られてきた。封書に「スマート権行使プレゼント企画のご案内」という印刷物が同封されている。「スマート権行使」とは、ハガキではなく、Web上で議決権を行使をすることである。抽選で「100名様につき1名様の割合で」、ということは1%の確率で「500円QUOカード」が当たるという。三井住友信託銀行証券代行部は、株主を欲深なバカだと思っているのだろうか。

【あなたのためといいつのる利己】

 Web議決権行使が普及すれば、三井住友の事務手数量が激減するのは理解できる。その経費節減は利潤増をもたらし、何千万円かの経営陣のストックオプションに結びつくのかもしれない。しかし1%なんて無視するべき当選確率だし、ハガキに○を付けるのとパソコンを開いてキーボードを叩くのとで作業量にはほとんど差がない。株主には利益はほとんどないのだ。

【アナログの決意】

 何だかマイナンバーと同じやり口に思える。国民の利便を叫びながら、真の目的は情報の自動収集の仕組確立にある。マイナンバーの場合にはポイント付与で誘導した。それが1%確率のたった500円だって!!これからは、できるだけハガキで行使することにする。ちなみに、議案に対する賛成反対のポイントは株価が上がっているかどうかである。株主通信の美辞麗句ではない。

 というわけで、当該議決権は否決ということになりました。悪しからずね。