【乾し上げる】
我が家のベランダには、洗濯物より干し柿の占める領域が大きい。シシタケやトウガラシ、バジルまでつり下げられている。たまに魚が一夜干しでぶら下げられることもある。ほとんど乾燥場なのである。今日も好天である。今度は芋茎でもぶら下げようかな。
【減税の偽装とは】
さて、臨時国会が始まって岸田首相の所信表明演説が行なわれた。「経済、経済、経済」である。宏池会の成功にあやかろうというのだろうが、具体策は聞こえてこない。せいぜい「減税」である。
ところがそれは、支持率回復、近づく衆院解散のためだと見透かされている。立憲は「偽装減税」と批判している。1年限りの「減税」で、その後に待ちかまえている本格的「増税」を隠ぺいしているということらしい。たしかに、いまだに財源のアテがない軍事費倍増が待ちかまえているのだから、減税などやっているときではない。
【偽装の偽装】
「偽装」は来年の「減税」にもいえる。4万円の定額減税は所得税納税者のみである。税金を納めるほどの所得のない世帯は対象とならない。そこで住民税非課税世帯に給付金7万円となるのだが、それでも谷間は生じる。
住民税非課税ほど低所得ではないが、様々な控除等があるため確定申告で課税なしとなり、源泉徴収分が返還されるような人である。大病で多額の医療費控除があるなど人に「減税」の恩恵はないのだ。広範に、多くの人々が恩恵をこうむるかのような「偽装」が紛れ込んでいる。
また、この程度の「減税」で、どれほどの経済効果があるのだろうかという本質的な疑いもある。
【粉飾の偽装】
給付金には莫大な経費がかかるだろう。マイナカードは機能不全状態である。郵便と紙を介した手続きが求められることになる。国民にとっては、そんな面倒くさいことより、ガソリンのトリガー条項を原則通り適用するとか、消費税税率を一律8%にしてインボイスを停止するとかしてもらった方がよほど恩恵となる。
ただ、それができないのが岸田自民党政権である。制度的減税を嫌う財務省には逆らえない。連中は「増税」しか眼中にない。本能のように自己目的化している。だから岸田はせいぜい、やったふりをして、大仰に騒ぎ立てるしかないのだ。ありがたがる人などほとんどいない。「粉飾減税」である。