【奉祝】
全仏オープン混合ダブルスで加藤未唯とティム・プッツの枢軸
組が優勝した。快挙である。
加藤は4日前に、女子ダブルス3回戦で失格処分を受けた。その精神的衝撃を乗り越えての勝利である。敬意に値する。
【悪役】
他方、加藤組を失格に追い込んだマリエ・ブズコワとサラ・ソリベストルモは、ほぼ全面的に批判され、「私たちは悪くない」と開き直るに至っている。
失格決定には運営側の処理上の瑕疵もあるようだが、彼女らは本当に「悪くない」のだろうか。
レフリーの「警告」を不服とし、それ以上の処分を求めるに際して、ブズコワは「彼女は血を流している」とした。ソリベストルモは「彼女(加藤)はわざとやったんじゃないの? 」と主張した。
ソリベストルモは 「私たちがしたのは、レフェリーに何が起きたかを説明することだけでした。…まず、少女が怖がって泣いていたことを話しました。そしてレフェリーには、ボールがまっすぐ彼女に向かっていったと伝えました。それを彼(審判)が見ていなかったからです。それ以外のことはすべて何もないです」」との説明である。
しかしそこには「嘘」がある。
【嘘に嘘を重ねると真実になる】
ボールガールが血を流しているとはあの場でも、その後の報道でも一切確認されていない。ブズコワの「彼女は血を流している」は嘘である。
また、彼女らは後ろ向きで話していたので、ボールが当たる瞬間も、その時のレフリーの様子も見ていない。ソリベストルモの「私たちがしたのは、レフェリーに何が起きたかを説明」しただけと言う説明も「嘘」である。
この「私たち」が、コート外のスタッフの助言であるとしても、彼らが見ていたと言う証明はされていない。たとえ詳細に目撃していたとしても、プレーヤーでない者の主張を自分のものであるかのように「説明」するのは無責任である。
その上で「当たったボールが映像で見るよりもずっと速かった」とも云っている。見ていないボールの速度が記録された映像の倍の速度であったという超現実的な主張である。
「嘘」だらけなのである。
【人々は正義を求める】
そこにあるのは詭弁的な態度である。自分に有利な「事実」をできるだけ多く提示し、裁定者に認めさせる。認めてもらえなくとも気にしない。一つでも採用させる、それがダメなら印象を与えるだけで良い。重要なのは「真実」ではない。勝つための「解釈」を受入れさせることなのだ。うまくいけば、望外の利益を入手することができる。とりあえず云ってみることこそが必要なのだ。そういう弁護士的な態度である。
しかしそのような姿勢は多くの人から否定された。世界中からの圧倒的な批判である。擁護の弁は今のところ、日本の某元国会議員以外に見られないようである。まあ、妥当である。正義を求める人の心は健在である。
【ナチスのように嘘をつくプアな人】
ウクライナではカホフカ水力発電所が決壊し、下流域に甚大な被害を及ぼしている。これに対してプーチンは、ウクライナがによる戦争犯罪だと批判しているという。「大嘘」である。
ロシアが始めた「軍事作戦」がなければ、ロシア軍の発電所占拠がなければ事故などそもそも起きるはずがない。そこをすっ飛ばして、ロシア軍の防御をかいくぐってウクライナの破壊工作が成功したという。だとしたら、そのウクライナの工作員はトムクルーズ以上のヒーローであり、占拠の部隊長はどんな喜劇役者よりも間抜けである。もっとも、「犯罪」を強調したいあまり、うっかり「戦争」と認めてしまったプーチンも相当に間抜けではある。本当は「軍事作戦犯罪」といわなければならないんだよね。