【祭りの終わり】

 G7が終わ離、TV局はさあこれからは猿之助がやれるぞとほくそ笑んでいるのではないだろうか。紅葉まんじゅうのように建前だらけのサミットなんかより、来世まで絡んだおどろおどろしい密室事件の方が視聴率をとれる、てなもんである。議長なんだよと、目一杯露出して支持率をあげておいて衆院解散、と目論んでいた岸田にしてみれば、思わぬ伏兵というところだろう。おのれ澤瀉屋!!

【正論絡み】

 さて、Newsweekに「梅村みずほ議員のウィシュマさんをめぐる…」という望月優大の記事がある。梅村議員の発言を「悪質な責任転嫁」と断じている。

 「悪質」とは、「被害者や弱者に見える人々、あるいは彼らの支援者の中にこそ、「悪意」や「嘘」を見いだす…かわいそうな見た目にだまされてはいけない…」という、発想の歪みである。

【社会的害悪】

 望月の立論には少し雑なところがあるが、概ね正論である。ウィシュマさんの死の責任を入管ではなく本人、さらには支援者に転嫁するなど破廉恥極まる。

 ただし、梅村が排除しようとしているのは弱者への配慮だけではない。人に求められる正義感、他者への共感が根こそぎ否定されているのだ。その人間観が低劣愚劣であり、放置すれば社会を歪めずにおかないという点において、「悪質」なのである。

【神様になったと勘違いする奴隷】

 望月が指摘しているように、ウィシュマさんが「詐病」によって死亡したのであれば、その死因は「詐病」ということになる。あるいは「ハンスト」でなければならない。そんな難癖で通ると済ませるのが梅村の知的水準なのである。まともな論理展開も他者の経験への目配りもない。粗雑な日常感覚の延長で諸事裁断する。それで押し通す。

 梅村は、強者にのみ全幅の信頼を寄せるのかもしれない。しかしそれは服従であってまともな人間関係ではない。梅村はそのように上手く世渡りをし「成功」してきたのだろう。大学応援団における4年生のように、最高位に達したと勘違いしているのかもしれない。そして同様の服従を弱者に求める。

【弥生的集団】

 維新には、歴代党首を始めとしてこの手の人物が多い。そうでなければ政治家になれないのが関西の風土というものなのかもしれない。いまなお、梅村に拍手喝采する有権者が絶えず、野党第1党の勢いなのだそうである。

 蝦夷の末裔としては、何だか嫌な連中だなとの感に見舞われ、田んぼの向うにある森の中に逃げ込みたくなる。ああ、しじみラーメンを食いに行きたい。