【森爺はお嫌い】

 講談社に「現代ビジネス」のサイトがある。この社の学術文庫は大好きなのだが、このサイトは森爺がどうして嫌うのか理解できないほどに保守的な論説が載っている。だから極力見ないようにしているのだが、12日に「円安になればGDPが増える」との見出しを打った記事が載った。?である。為替とGDPとの一方的関係などあるのだろうか、と不思議だったのである。 

【ざっくりいうと出鱈目】

 で読んでみると、これが支離滅裂なのである。

 「ざっくり言えば、10%の円安でGDPは1%程度高まる」という。傍証として企業収益の増加をあげている。企業の海外投資収益が円安で増えるので企業収益が増え、廻り廻ってGDP増加に貢献する、というのである。

 経済を少しかじったものなら、GDPとは国内の総生産であり、国内総所得GNIから海外純所得を引いた数値であると理解している筈である。つまり、GNIとGDPの数値は異り、GDPに海外からの収入は反映されない。

 ところが記事は、海外からの収入が円安で膨らみ、GDP増加に寄与する、としているのである。もう、アチャコの世界である。

【経済に疎い自称経済専門家】

 末尾の筆者を見て納得した。高橋洋一である。

 こういう国民所得を理解しない素人がかつて財務省官僚であり、クビになったあとは大学教授の肩書きをつけ、安倍政権のブレーンを務めていたのである。

 日本が衰退するのは必然だった、というべきである。哀しい。