梅雨の晴れ間のような空である。そこで、庭木の選定に撮りかかった。サザンカにアケビの蔓が絡まり、鬱陶しい。

 はしごを掛けて樹間部をばっさり切り落とすと、二巻きほどの剪定枝葉が出現した。ヒモで縛り上げていると、径10センチ程の鳥の巣が枝にくっついている。思いがけず、鳥のマイホームを破壊してしまった。罪なことである。

 頭上で小鳥がうろうろしている。雛や卵が墜ちた形跡はないが、これから抱卵、繁殖するつもりだったのだろうか。

 少し滅入りながら家の壁をみると、台所の扉の上に黒く、丸いお椀のようなものがくっついている。スズメバチの巣の作りはじめである。蜂の姿が見えないので、こちらの方はためらうことなく棒でつつき落とした。罪悪感は微塵もない。

 夕方、一匹のオオスズメバチが再建にとり掛かっているのをみた。さて、どのように諦めさせたらいいのだろう。