金曜日に、年金事務所からの電話があった。社会保険料の督促である。銀行に出向いて払いこめ、という。え、会社の口座から引き落としになるはずなんですけど、と話が噛み合わない。そのうち、先日の水害の「特例措置」のせいだと気がついた。
水害の被害企業救済のため、郡山地区の法人全ての口座引き落としが凍結された。大変だから預かり金を含めて保険料の徴収を待ってあげましょう、ということである。しかし、被害など受けていない企業もなぜか対象とされる。払えるようになったら、送付される用紙で順次銀行振込で対応する、という仕組みらしい。今のところ納付期限はなく、延滞金その他の制裁はない。しかし、いつかは期限が設定され、完納しなければならない。その時に用紙を紛失していたりすると面倒である。回避のためには、用紙送付のたびに銀行に足を運ばなければならない。
そして、その用紙が見つからない。今月は、源泉徴収事務に神経を使っていた。同時に1月からの確定申告への準備も兼ねて書類を整理した。そのため、書類の束のどこかに紛れ込んでしまったようなのである。せっかくまとめた書類を引っ掻き回すことになった。実に面倒である。
変だとは思ったのである。先月は、社会保険の毎月の通知書の他に、別の書類が同封されていた。これはなんなんだろうと思いつつ、領収証の別形式なのかとしまい込んだ。しかしそれが納付用紙だったのである。いきなり送りつけておいてなんの説明もない。用紙も、領収証とか通知書とか書かれているだけである。お上が決めたことを下々の者は知っていて当然、ということなのだろう。
電話する職員も大変である。パートなのだろうが、恐縮、謝罪の言葉と常に低姿勢である。おバカな官僚の思いつきが混乱を生み出し、そのあと処理のために頭を下げることを命じられている。高給取りのケツをパートのおばさんが拭いてやっているのである。
納付書をようやく見つけたので、月曜に銀行に行って手続きするつもりである。それだけで、数時間の時間を割かなければならない。ああ、めんどくさい。本当に余計なお世話である。
このようなことになっていることを、ほとんどの人は知らないだろう。しかし、そのような余計なドタバタを経て、年末の世は過ぎて行っているのである。