入試の結果が出始めて、各予備校はその「戦果」の誇示に懸命である。
新聞掲載の難関国立大や医大の合格者から、
各予備校の格差、
というか、各校に集まる受験生の質的差異が露呈されている。
{東進>河合塾>代ゼミ>駿優}という序列である。
東大、それも理3合格者の差は顕著である。
東進以外は、河合塾に1名を見つけたのみなのである。
しかも、東進の出身校を見ると、県立は1名のみ、国立が3名である。
理3をはじめとする難関大学に合格するためには、
有名私立高校への進学が不可欠、ということらしい。
当然に、高校受験の段階から高額の費用が必要であり、
それなりの所得の世帯でなければならない。
大学の授業料と高額寄付金で選別されるアメリカとは異なる仕組みで、
教育の格差が実現されている、ということである。
東大が、僅かではあるが推薦を導入するということである。
しかしそれは、田舎の貧乏人の優秀な学生を受け入れるということにはならないだろう。
中央のエスタブリッシュメント指定の特別枠になりかねない。
これまでは、試験の数字で排除されてきたお坊ちゃまが、
つまりは生物学的に頭のできの悪い人物が、
特異な体験を強調することで堂々と難関大に入学するようになる。
「じいちゃんはA級戦犯だったが首相となり、
日米同盟を確立し、改憲に熱意をもやしたので見習いたい」と主張するような輩である。
地盤の上に、学歴まで継承するようになるのだろう。
自由も平等もない。
もはや、中世への回帰である。