今年は本当に暑かった…☆(つд`)
ウネウネちゃん達の夏はどうだったかな??
水着姿を拝めるのも、夏ならでは…ですよね(笑)
これは、ブーシュカのウネをモチーフにしたお話です☆
実在するウネとは似て異なりますのでご了承下さい!m(_ _)m
〇ウニョガ=ブーシュカ・ウニョクちゃん
〇ドンヘ=ブーシュカ・ドンヘちゃん♪
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「うわぁ~!!海だぁ♪」
「天気よくて良かったな、ドンへ」
にっこりと微笑みあう俺とドンへ。
「シウォニヒョン、今日は僕お弁当頑張ったから期待しててね!!」
「勿論だよ、リョウガ。いつも有難う」
そう言いながら、リョウクの愛のたっぷり詰まったお弁当のバスケットを然り気無く持つシウォン。
「…………」
「相手が俺でごめんな、キュヒョン」
「いや、構いませんよ。ミニヒョンが来られなかったのは、キボムのせいじゃないですしね」
「そう言いながら、残念そうなんだから…素直に淋しいって言えば?」
「………/////」
何となくキボムには敵わないキュヒョン。
俺達は連れ立って海へとやって来ていた。
「よ~し!少し泳ぐか!!」
言いながら準備運動を始める俺の側に、ドンへが近寄って来る。
「ウニョガは泳ぎ得意?」
「おう、任せとけ!大得意だ!!ドンへが溺れたら、すぐ助けに行くからな」
「えへへ…ありがと♪///でも、オレも泳ぐの得意だから大丈夫~!もしウニョガが溺れたら、オレ真っ先に助けに行くね!!」
「そん時は人工呼吸、マウス トゥ マウスで宜しく♪」
「………!!/////」
ウィンクしながら言うとドンへは真っ赤になった。
『ピンクのほっぺも可愛いな……』なんて考えていると―――。
「鼻の下伸びてますよ。鰯のくせに気色悪いったら…」
「!!」
呆れ顔のキュヒョンに冷たい目でそう言われ、無意識にデレていた自分に気がついてハッとなる。
「ドンへ、やっぱり考え直さない?俺とつき合おう」
「あっ!!キボム、てめぇ!」
ドンへの肩に優しく手を回すキボムに、くってかかる俺。
「ねぇ、ヒョン達~!ふざけてないで一緒に泳ぎましょ~♪」
「海、気持ちいいぞ~!早く来いよ」
その時、先に海に入っていたリョウクとシウォンが、タイミング良く俺達を呼んだ。
「おう!今行く~!!」
そう返事をすると俺達は海へと駆け出したのだった―――。
ひとしきり海で泳いでビーチバレーした後、リョウクお手製の昼食を平らげた俺達は3組にバラけて思い思いの時間を過ごしていた。
岩場の影で俺とドンへは砂浜に腰を下ろして、一緒に夕陽を眺めていた。
「綺麗だね~」
ポツリと呟いたドンへを見る。
ブルーの水着に白のパーカーを着たドンへは、キラキラした目で夕陽を見つめていた。
「ん…ドンへ、凄く綺麗だ」
「………!?/////」
熱っぽくドンへを見つめる俺に気づいて、ドンへの顔がみるみる真っ赤に染まっていく……。
近づく俺を察知して、ドンへが俯きながら目を閉じた瞬間―――。
「あれあれ~!?こんなトコで何してんの~?」
「………!!」
いかにもチャラチャラした男達がニヤニヤしながら近づいて来る。
俺は咄嗟にドンへを後ろに隠す。
「ねぇ、彼女~!イケてない彼氏なんて放っといて、俺らと遊ばな~い?」
岩場に背をつく形で俺とドンへはチャラ男に囲まれた。
「ん!?何だよ、よく見たら可愛いけど男じゃんか!」
一人がそう言うとチャラ男は一斉にドンへを見つめる。
「何だよ、男かよ~☆」
「でも、よくよく見ると綺麗な顔してるじゃん!俺はアリかな~♪」
「マジか!?……確かに顔は可愛いよな」
ドンへが男と知ってガッカリしたのも束の間、又チャラ男達がねっとりした目でドンへを見出す。
「……おい、兄ちゃん。その子俺らに貸してよ」
「断る!!」
「何だと~!?」
「ドンへに何かしたら、絶対許さないからな!」
ドンへを庇って立ち塞がる俺にチャラ男達がイラつくのが分かった。
でも、絶対俺はどかない!
大切なドンへを俺が守らなきゃ。
「不細工なのに生意気だな~!」
「ちょっと痛い目見てもらおっか」
そう言うとチャラ男達は俺をドンへから引き剥がした。
「ウニョガ!!」
「おっと☆お姫様はこっち♪」
チャラ男の一人がドンへを羽交い締めにする。
「ドンへ!!」
「まず、お前をボッコボコにしてから…ゆっくりお姫様と遊んでやるから」
リーダー格のチャラ男がニヤけながらそう言って、手足を押さえつけられた俺に馬乗りになって拳を振り上げる。
「くそっ!!」
もがきながら一発くらうのを覚悟した、その時―――。
「いっ!!イテテテ!」
チャラ男の悲痛な叫び声に、その場にいた皆の視線が集まる。
「……ウニョガを放せ」
そこには怒りに燃えたドンへが、チャラ男の腕を後ろに捻りあげている姿があった。
「聞こえなかったのか?ウニョガから、どけよ!!」
呆気にとられてチャラ男達が固まっていると……。
「イテテ!!お…折れる!助けてくれぇ!」
尚もドンへがジリジリと腕を捻りあげる。
「……言っとくけど、ウニョガは不細工じゃないから。お前達よりイケメンだし、オレには世界一の宝石美男なんだからな!」
その場がドンへの気迫に凍りついた次の瞬間、怯んだチャラ男達に畳み掛けるように、すっとんきょうな声が響く。
「お巡りさ~ん!!早く早く!こっちです☆僕の友達が不良にカツアゲされてます~!」
「ドンへ!!大丈夫か!?」
キュヒョン達がこちらに向かって駆けてくる。
「ちっ!おい、逃げるぞ!!」
俺を取り囲んでいたチャラ男達が逃げて行くのを見てから、ドンへは捻りあげていた腕を放した。
「ま、待ってくれぇ~!」
痛む腕を擦りながら、ドンへに捕まっていたチャラ男も後を追うように逃げて行った。
「大丈夫!?ウニョガ!!」
心配したドンへが俺の元に駆け寄って来る。
「はは…俺、カッコ悪くてごめんな。ドンへを守りたかったのに……」
ばつが悪そうに身を起こす俺。
「そんな事ないよ!!ウニョガはオレの事、ちゃんとかくまってくれたもん!ウニョガの後ろでオレ…実はキュンってしてた……/////」
「ドンへ…」
「約束通りウニョガを助けたから…人工呼吸してもいい?」
「……マウス トゥ マウスでお願いします」
吸い寄せられるようにドンへが俺の唇にキスをした。
「ちょっと、僕達の存在忘れてませんか?恥を忍んでひと芝居うったのに!!」
「ドンへ~、俺達にもお礼くれないかな♪」
ぶぅたれるキュヒョンと爽やかな笑顔のキボム。
「へへ…二人共ありがと♪」
そう言うとドンへはキュヒョンとキボムのほっぺにキスをした。
「あ~!!お前ら―!」
「…………!///」
「役得、役得♪」
ヤキモチ妬く俺に固まるキュヒョン、ニヤニヤするキボム。
皆でギャーギャー騒いでいると……。
「お~い、皆~!」
「ヒョン達、そろそろ帰りましょ~!!」
シウォンとリョウクが俺達を探しに来た。
こうして俺達のひと夏の思い出は幕を閉じたのだった―――。
後日、俺はドンへに疑問に思っていた事を聞いてみた。
「ドンへって何か格闘技でも習ってたのか?」
「え!?別に習ってないよ☆何で?」
「ん~、あん時やたら強かったからさ」
「あぁ!!あれはね~…」
そう言ってドンへが説明し出す。
聞けば、小さい頃から隣の家のヒチョリヒョンに護身術を教わっていたらしい。
「ヒョンが『お前は可愛いからこの先、どんな危ない目にあうか分からない。心配だから一応、覚えとけ!!』って言うから……」
綺麗な顔立ちのヒョンの事だから、彼なりに色々苦労もあったんだろう。
俺は改めてヒョンに感謝した。
「俺も習おうかな、護身術」
「え!?いざとなったらウニョガはオレが守るよ?」
「はは…ありがとな!でも、俺がドンへを守りたいからさ」
「ウニョガ……」
ドンへが俺の肩にもたれかかりながら、囁く。
「ありがと、ウニョガ…大好き///」
「俺も…ドンへが大好きだ」
そっと目を閉じたドンへに、俺はありったけの想いを込めてキスをした―――。


おしまい
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やっと書き終わりました~!!(;^_^A
自転車ネタとかなり悩んだんだけど、それは又の機会に!
不良と海のシチュエーションがひと昔前の少女漫画でスミマセン☆f(^_^;
久々のウニョガとドンへ、楽しんで頂けたら幸いです♪\(^o^)/
※画像お借りしました!有難うございます!!