へい、アレックス | 週刊さんでいリターンズ

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起業系コメントが面倒になったので(わしはまだ病院にいたいんだお)、コメントは承認制にしました。基本知ってる人のコメント以外は承認しませんのであしからず。1日10人も見にこないブログで営業しても効果は少なかろうになあ、ご苦労さま。まあ、頑張ってくれ。

親から電話がかかってくると何かまずいことが起きたのでは、と、どきっとする、そんな60代あるある(涙)

 

血圧手帳を使い切った、ぐらいのことでよかった。

 

心臓はこの1年で結構拡大しており、腎臓の数値は悪化している。やがてくるお別れが少しずつ早くなっていくのを愛おしい気持ちで見守る今日この頃。母ちゃん、もう少し生きてわしの自己満親孝行させて。苦しまないでわしに看取られながらいい死に方ができますように(願)

 

本論とは全然関係ない話題で始めるのがわしの定型文であるが、これはわかりやすさを求める読み手の方々にはよろしくないのではないかと思った「アレクサンドラ構文」について。なんだそりゃという方はぐぐる先生でもyoutubeでも見てくだされ。

 

当方はアレクサンドラもアミラーゼも間違うことはなかったが、報告される正答率やひな壇番組の反応を見る限りは間違えないとおかしいのか?と当惑した。

 

わしは二流大国文科を卒業しているから正答できたのかと思ったが、youtubeで正答者のコメントに並んだ「英文和訳をしていたから」「海外映画の英語に親しんだから」と言うのを見て納得した。

 

英語力が弱いわしは、よく翻訳ソフトのお世話になるのだが、和文英訳する時に一番気を付けているのは英訳したい日本文にいちいち主語を入れることだ。不自然な日本文にはなるが、主語を抜いた日本文をそのまま訳すと最近のAIは空気を読んで勝手に主語を判断して訳するので、言いたいことは違う訳文ができあがることもしばしば。外国語に触れていると自然にいいたいこと=述語か目的語に対応する主語は意識するはず、多分(いろいろ見てたらなんか自信なくなってきちゃった、、、)

 

この構文について、課題文の構成が悪い(悪文)やら、評価される項目として”機能的非識字”など恐ろしげな名称がついていることはさておき。

 

アレクサンドラ構文の質問文では、主語が「愛称」であるから、課題文の中で「愛称」つまり日本語でいうと「さっちゃん」とか「みっちゃん」などの愛称そのものである単語が答えになると判断できるはず。

 

ついでにアミラーゼ構文の質問文で聞いている”もの”は、S+V+CのC、目的語。構文はおいといても内容から答えは絞れる。セルロースと形が違っていながらセルロースと同じグルコースから構成される”もの”であり、アミラーゼという酵素で分解できない”もの”は何か、だ。多糖類などいう専門用語は知らなくとも、課題文から”もの”はグルコース、アミラーゼ、酵素は除いていい。

 

ネットで見る限り進学校でもアレクサンドラ構文の正答率が65%、アミラーゼ構文の全体の正答率は16.3%とのこと。論文の筆者が某工大ご出身で研究所のセンター長の方なので選んだ母集団も統計も確かなのだろうが逆にショック。

 

一見明らかな詐欺にだまされる被害者が多いという結果もこれで説明できるということか?更に機能的非識字の善良な市民を複雑な文章でだまそうとする高知能詐欺集団が出てきちゃうかもしれない。

 

わしの結論としては今までは日本人だから滅多なことはしないだろう、とスマホアプリの同意書をよく読まずに同意のチェックを入れていたけど、これから新しいアプリを勧められて同意書が長い時には、よく読まないうちにすぐ入れるのはやめよう、と思いました。

 

例によって、全く関係ないことで締めさせていただきます。某外資系証券会社勤務時代のハーフのアレキサンダーくん=愛称アレックスは、黒髪色白でギリシャ彫刻のような美青年でしたが、べたべたの関西弁(大阪出身)でシャイな好青年でした。

 

本当に関係ねーな。