結論で台無し | 週刊さんでいリターンズ

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起業系コメントが面倒になったので(わしはまだ病院にいたいんだお)、コメントは承認制にしました。基本知ってる人のコメント以外は承認しませんのであしからず。1日10人も見にこないブログで営業しても効果は少なかろうになあ、ご苦労さま。まあ、頑張ってくれ。

久々に勉強会資料作成ちう。

勤務先の最近のトレンドとして、保険資源を使わない案件に関心が向きつつあるし、ここでは最後の勉強会になるかもなあ(含

PTとしては、勤務先にありがちな終了目標が立てにくい維持案件より、変化があり目的が明確な急性期案件の方がわかりやすい楽しいのは理解できる。わしとて例外ではない。たとえば近所の奥さん。きっちりあと2か月で店に立てるようにしてやんよ、任しときな。

そうはいってもわしの慢性期勉強会もちゃんと話題になる形にすれば別のところでも何かしらを提供できるであろう。
そうなってから呼び戻されてももう戻れないぞw

内輪話はさておいたふりをして、本題はやっぱり業界内の話だったりする。

目標が明確なリハという意味でも、シロウトさんの興味を引きやすいという意味でも、スポーツリハはわしらの業界で人気がある。

昨日は某所でトレーナーとして働くPTから、米国のスケートリンク事情についてレクチャー受ける。話題になった日本選手の脳震盪から始まって興味深い話だった。詳細は面倒なので省略して乱暴に結論だけまとめると、「それなりにルールはあるが、リスクもある米国のリンク。それでもたくさんの国のフィギュア選手が練習するのは、使用料が安いから」だそうだ。

「あのケースでは俺なら試合に出るのは止めた」と意見するトレーナー兼PTがいるそうだが、リンク所属ドクターが出場可能という判断に逆らうということは、例えばPTが医者の進行許可を無視するということ。例として下肢オペ後に荷重許可を無視して先に進めないとか、わしら心リハならステージアップ許可を無視とか。

 

そう言われると、わしら心リハであれば、ステージアップをやってみて「あ、これ無理」と言って中止して理由を報告することはあるが、やれというものをハナっからやらないということは中止基準(熱発とか)にかからない限りは、ない。

 

ましてや賞金やらスポンサーやらわしにはよくわからんが恐らく複雑な事情があるようで、たかがトレーナーやらPTがとやかく言えるはずがないらしいし、そんな青くっさいこと言ってるとスポーツリハの現場に入るのは難しいんじゃないかな。

その他にも、負傷したウィンタースポーツの選手についてディスカッション。

わしのようなアスレチックリハ門外漢のPTでもわかるぐらい、競技に出たら不全断裂が完全断裂になる可能性90%以上、それをやっちまったら99%以上引退せざるを得ない状況の選手を大会参加させるのは是か非か。

もちろん取り巻く環境によるので正解などないのだが、わしが感じていた違和感の正体がわかった。本人がどれだけ理解していたのかがわからんのだ。競技復帰を目指していると報道されていたが、普通に考えると99%以上無理。日常生活復帰ですら相当期間かかるはず。奇跡はあるかもしれんが、ほとんど起こらないから奇跡というぐらいなのであって、周りは当然知ってるはず。マスコミは知ってて報道しないのかわかってないのかわからん。(知ってても事実を書いてしまうといろいろ問題あるだろう・・・)

本人が知ってたならまだしも、周りだけ知ってた状態で送り出すのは、いくら本人の気をそがないためという思いやりから来たことだとしても、それは違うだろう、と思う。その後の人生全く変わってしまうかもしれんことなので、覚悟のあるのとないので精神的ダメージが違う。

・・・覚悟ないのに、最近人生変わるような受傷をしてしまったスノーボーダーもいらしたな。
ま、そんな風に突然病気もやってくるものではあるな。しかし事前に予測できることなら、自分なら知っておきたいな。

そんなわけで、病気になったからにはその後起こり得ることにしての指導と対処に関しては、ちゃんと学会なり専門医の複数意見を聞いたりして調べてからではあるけれど、はっきりとモノ言ってしまうPTなわし。でも、言ったからには一緒に闘うから今日もよろしくね。

本日の結論:とはいっても真面目なのは職場だけ