ダウンサイジング | 週刊さんでいリターンズ

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起業系コメントが面倒になったので(わしはまだ病院にいたいんだお)、コメントは承認制にしました。基本知ってる人のコメント以外は承認しませんのであしからず。1日10人も見にこないブログで営業しても効果は少なかろうになあ、ご苦労さま。まあ、頑張ってくれ。

台風が思いのほか早く過ぎ去り(被害に遭われた方にはお見舞い申し上げます)、わしが通勤に使う経路は全く影響がなかったので、午前中は予定の1/3の仕事量でゆったり過ごした。

あー、午後からはCPX(運動負荷試験)の患者さん向け報告書を作る途中で、カルテや画像をひっくり返したり、熱血派女医さんに意見を求めた挙句に解析をしたお医者さんに、
「ねぇねぇ、これどんな処方?この病歴とこのバイタルにこの処方なんてどんな基準?」
とトントンしながら詰め寄るいやなPTになったりするから結局帰りはかなり遅くなったのだがw
(解析したドクターはCPX解析による運動処方は練習中なだけで、心電図や画像・診察のことはわしに親切に教えてくれる方です)

よほどの災害でもない限り普通の病院は入院患者のリハがあるので、出勤しないという選択肢はない。今回の台風のような事情で予めスタッフ数の確保ができないことが見込めれば、病院の近くに泊めてでも確保する。が、当科は循環器という性格上、いつでも出勤できる医師がいるからその他のスタッフには緩いようだ。

当科は病院内にあるが、厳密には「病院」ではない。そのためあらゆる面で普通の病院より緩い。だからこそ病人のわしでもやってけるのだが。
その緩さに対してわしが悪意なく病院の常識で突っ込んでしまうことに起因する騒ぎはさておき、労働力としてのわしのパフォーマンスは結構良い評価らしいので、正社員が云々言う話があった。しかしすぐに立ち消えになった。

立ち消えの理由はわしが病人だからと思っていたのだが、そうではないことが昨日わかった。
わしの学歴と職歴を照らし合わせて病院の規定通りの年収を払うと、科の予算をオーバーするらしい。

そっかー、わしって結構高い女だったのかー(笑)
長く外資系で働いていたので、その発想はなかった。部門の予算にemproyeeの年収を合わせるのが普通の世界だったから。

そしてわしらリハ職も、診療報酬の改定で点数が減っていることから収入は頭打ちだ。リハビリ部門の閉鎖等でレイオフされた20年選手は、再就職の際にかなりの年収ダウンを覚悟せねばならない、というか20年数年リハ職の前職給の高さに驚いた。わしら周辺の年代では、あと10年働いても年収500万を超えるのは難しいはず。(参考資料:当科に送信される求人オファーのファックス)。

ここ最近の日本人の平均年収は、男性500万台前半、女性250万だか280万だかぐらいとアメーバニュースで読んだような気がするのだが、そうはいっても、バブル周辺世代の年収はダウンサイジングされていないんだろうなあ。

だぁからわしの大学同期のように結婚後長く仕事から離れた後に、子育て終わったからちょっとなんかの資格をとってみて、

「フルタイムで働くなら年収400万欲しい」

と、若い子が聞いたら煮えくり返るようなことを言う奴がいたりする。自分の子供が就職する時にはその時の収入を見て自己評価もダウンサイズするんだろうけど、、、しないから子供の会社に電話かけてくるような親もいるのか・・・。

ともかくわしが働いているところについては、待遇を簡単にダウンサイズできない「所詮はお役所」の一言で片付いてしまうので、突然だが人生のダウンサイジングに話を変える。

・・・と書きかけたのだが、多分今読みかけの本を読み終えたら考えがもう少しまとまりそうなので後日にする。

とりあえず、「断舎利」とか「片付け」というのもある種の人生のダウンサイジングなんだろうな、と考えるといろいろ腑に落ちる今日この頃。