こにちは。
なんだかんだと近所に出かけていたのであまり読んでない。
てゆっか、読もうと思った専門書を全く読んでいない件(汗)
「影法師」百田尚樹
帯の「二人の絆、そして友情」の言葉に、こんな友情はねーわ、と突っ込んだが、帯の販売戦略に騙されてその程度にしか読めなかったわしがアホ、もしくは帯を付けた人も浅いかも。
友情のために、よりも、大局を鑑みて藩とその民のために、己の名誉は捨てて自分に課した役割を果たした影の漢の物語、と読んだほうがいいはず。失われつつある日本人のサムライの心を再認識させてくれる話だ。
と、松井秀喜氏の特集をTVで観て思い直して反省。
松井氏はトーリ元監督によると自分の記録よりも、チームの勝利を優先できる「Trust guy」。
サムライだね。傍から見ていると面白味はないかもしれんが、それもまた確かな人生。
わし自身がサムライじゃないもんだから、「そんなん友情ではない」という初見の感想を深く反省した。まあ、ここんとこの日本では「自称中流」が、頭も魂も懐も貧しくなって、自分のことしか考えられなくなってるから(当然自分を含む)、そう思ったのだろうなあ。貧しい国、いや、貧しい心なのはわしか(涙
せっかく一生できるいい仕事見つけたんだからサムライ魂をもって働こうぜ、人から見たらつまらない人生かもしれんがな。金よりもおもろいことがしたくて転職したんだし。
ちなみに滅私奉公の対象は今の組織じゃなくて、ある病気に対する新しいリハビリであるので、そこをまず自分が間違えないように注意が必要。
「刻まれない明日」三崎亜紀
いつもながら、どう考えても普通ではない世界を、淡々とさものんびりとも見える日常のように描ける、更に登場人物を魅力的に書く筆力に脱帽です。しかも最後の章はほんのり怖い。
思念統制、のようなものは現実の社会にもあるかもしれんでなあ(怖)
それにしても、歩行技師。
そんなもんが出来たら、わしらのギョーカイは黙っていなかろうな。地位が下なのも一緒だ(ぼそ
もう1つの本に関しては、ちょっと別建てで。
思うことがありすぎてうまくまとまらない。
本日の結論:読書と酒は旅の友。