名もなき病人の詩 | 週刊さんでいリターンズ

週刊さんでいリターンズ

起業系コメントが面倒になったので(わしはまだ病院にいたいんだお)、コメントは承認制にしました。基本知ってる人のコメント以外は承認しませんのであしからず。1日10人も見にこないブログで営業しても効果は少なかろうになあ、ご苦労さま。まあ、頑張ってくれ。



といいつつ、ミスチルじゃなくてキヨシロー(超ラブ)だ。
・・・これは喉頭摘出無理だな(涙)某病院で可能な亜摘出だとしても、声は潰れてしまう(嘆)
わしもこの魂を揺さぶる声を持ってたら、延命よかオペ拒否一択だ。

ま、いろいろありましたが、これからもいろいろあります。
とりあえずあと1週ごたごたしたら2週間ぐらい休めそうです。
その間にいろいろ頑張ります。いや、わしじゃなくて姉に頑張ってもらわなきゃなあ。

バカでも粘り強く生きていればまあ、なんとかなる。
しかし、昨日の面談での、

「あなたは理解してないけれどこれ(わしのレポートの一部)は常識だから書かなくていい。」
にはまいった。本当に常識も理解してないバカですみません、師匠。

そして授業では、法医学のドクターに「あいつ、怒ることあるの?(=怒ったのを見たことない)」

と言われるうちの師匠って。


(註:話が複雑になりますが、わしの師匠は循環器内科医なので心事故などの救急も担当してます。突然死の場合は事件じゃなくても異状死と認めれば医師法で届け出が義務づけられています。そして届けるとくそ忙しいのに地元警察から事情聴取をされるのですが、刑事ドラマのような狭いがきれいなところではなく実際はロッカー室のような狭くて汚いところで3時間ぐらい取り調べられるそうです。普通の医者なら精神的にまいっちゃうくらい大変なようです。ちなみに法医学の医者は、警察から異状死体の解剖を頼まれる人たちです。なので救急のドクターが調べられた後に法医学の医者の出番となります。本当はもっといろいろあるけど、とりあえずこのぐらいで。)


師匠、現場では怒ったことがないらしいぞ。しかも、救急でしょ?

・・・怒られたことしかねーぞ、わし。

わしが超弩級のあふぉなのか、師匠が現場で神なのか、どっちだ。

同じ研究室の弟子仲間からすると、「先生が望むならどこ(の病院)でも行きますよ」
らしいので、現場神なんだろうな。

どれだけ、あふぉなんだよわし。がっかりだよ。


昨日は師匠との面談の後、循環器の勉強会に出た。

研究室の弟子仲間もちょこちょこ出ていたが、みなケーシー(白衣)のままで、その後仕事に散って行った。時間は午後7時。そうだな、確かにわしも病院にいた時はその時間であればまだ仕事をしていた。
もちろん残業代なんてねーだ。それが当たり前。

熱意と言う名の好意の元に成り立つ現在の医療、あふぉだと思うなら思うがいい。
それが崩れたら損をするのは誰よ?自己犠牲とは思っていない、
わしらはそれを自分の能力のうちだと楽しんでもいる。
・・・去年までのわしならな。今は病気だからといってこの有様だ。

病気で羽を片方もがれたと思った。でも現場では病気は通用しないぞ。
仲間にも迷惑だし、何より患者さんに失礼だ。
同じ病気の人と同じ土俵に立ってる場合じゃない、プロならば。

そんなわしにも傘を差し続けてくださいよ、師匠。

片肺でも片翅でも、
帰ろう。わしを待つ基地へ。
 
I shall return!
・・・落ちがマッカーサーか>わし(愕然