GW後半戦(2)変人耐性の原点 | 週刊さんでいリターンズ

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起業系コメントが面倒になったので(わしはまだ病院にいたいんだお)、コメントは承認制にしました。基本知ってる人のコメント以外は承認しませんのであしからず。1日10人も見にこないブログで営業しても効果は少なかろうになあ、ご苦労さま。まあ、頑張ってくれ。

今日は今日とて某二流ミッション大某サークルのプチOB会に行く。
わしらが通っていた頃より建物がどんどん充実しているので学内ツアーを行い
卒業以来会っていなかったOBも来て結構盛り上がった。

久々にお会いしたF先輩(41歳色白独身)。
我々の学生時代はまだカラオケがそれほど普及していないというのに
宴会ではアカペラで聖子ちゃんを歌い捲くり地味な活動のはずの当クラブを
悪目立ちさせた張本人である。

「相変わらずおキレイですね」とジャブをかますと
「アンタまだそれ?」と切り返される。
「相変わらず歌ってるんですか?」
「いや、もう歳だから・・・歌ってるけどね」
F先輩をいじめ可愛がっていたI先輩(強面美形系)に、得意としていた

一発芸「野うさぎ」(坐位で両脚を耳につけるまで上げる)はまだ出来ますか?
と聞いているとF先輩が
「何だっけ、それ?」
「覚えてないですか?」
「知らない。先輩がおちゃらけているところを見るのは後輩として失礼だから見ないようにしてたもん」
「じゃ、いつも先輩の歌を見せられていた私の立場はどうなるんですか?」
「アンタは昔っから無礼な女だったじゃない」
返す言葉がない。が、先輩が言うか。

最近まで学校に行っていた話などをしながら
「もう歳ですからねー、きつかったですよ。それに同級生って
若い子ばっかだったけど見ても全然ときめかないし、歳を感じますねー」
と言うと
「そぉ?」
「先輩まだときめきますか?」
「うん」
「例えば誰に?」
「玉木宏とかー」(注:F先輩は男性)
「・・・」
「知らない?」
「・・・やっぱ女の子じゃなくて男の子なんですか?」
「うん。こういうのって一方通行だから一度行っちゃうと戻ってこないのよ」
「いつから行っちゃってたんですか?」
「大分前。大学時代からね」
この人の場合明るすぎてカミングアウトとは思わず冗談だと思っていた。

F先輩は最近感音性難聴になり、一時は筆談しか出来ない状況だったらしく
今でもかなり聞こえが悪いので「大変だね」と先輩に同情されると
「まあ、エイズになるよりは大変じゃないですけどね」
切り返しの鋭さには定評のあるI先輩でも
「それは前向きと言えば前向きだが」と返答に困っていた。

わしは相当の変人相手でも驚くことは少ないが、大学時代に耐性が出来てたんだな、
と感じ入った1日なのであった。