「大丈夫ですか?」
横になったわしの視野にN野先生(学校の先輩・好青年)の心配そうな顔が入る。
「あ、あの真似してるだけなんです」
そう。患者さんの動作分析を書くために、どこにどう力が入って動きを邪魔するのか
実際に真似した方が手っ取り早い。しかし心配されるぐらい、ということは
よっぽど具合が悪そうだったのだろう。ひとまず成功だ。(ほんとかよ)
今日は雪が降ったそうだが、朝8時前に地下のリハビリ室に入るので見ていない。
気付いた時には既に大雨だった。診療時間が終わる3時半頃「止みますかねえ」
とY田先生(謎のPT)と掃除をしながら話し掛けたら返ってきた言葉が
表題の言葉である。大雨でも半日も降り続くことは少ないそうだ。8時半頃から
降ってたみたいだから夜には止むね、と彼は言った。そして6時ごろ病院を出たら
雨は上がっていた。をを、ラッキー。降られずに帰れるのは学校と違って
スーツで通うわしにはありがたいこっちゃ。そう、辛い事も長く続くわけじゃない。
降る日もあれば照る日もあるってこっちゃね。6週間の実習の後は順調に行けば
春休みさっ。(喜)
と、自分を励ましながら自宅のある駅まで帰ってきたら、また雨が降っていた。
フェイント。
本日の結論:泣きっ面に蜂。