他もそうなのかは知らぬが出身大学にはOB委員会というものがある。
先輩が大学職員だったりすると召集されてお国の為に働くことになるのだ。
私も3つ上の先輩が職員の関係で、ある委員会にご奉公している。
先日も召集令状が来たが、さすがにこの時期だからお断りした。
委員会だけならいいが、飲み会なんぞになると帰れなくなりかねない。
普通の委員会でさえ話が長い。前任の委員長なんぞは話が面白い方で、
「性欲が愛情より先行するのは当然なことだ。よく考えてみろ。
愛(I)の前にえっち(H)があるだろうが」という名言を吐いている。
(しかし、その後我々プロジェクトチームの調査によって、えっちの前に
自慰(G)があることが発覚した。そう。人生は深い。)
始まるのが夕食時なので食事をしながら和やかに始まるのはいいとして。
ある時、少し遅れていったら食事をしながら例の委員長が一席ぶっている。
聞くとカニバリズムの話である。楽しんでいるのは一部だけでちょっとヤバげだ。
ここで場の雰囲気を和ませるのが後輩であり美人妻の役目であろう。
「昔、小○館の学習雑誌の付録で読みましたけど、、、
人食い人種にいろいろなものを用意して食べさせたら、
人肉って味の●の味だって答えたらしいですね。」
「はっはっは。食べてる時によくそーゆう話が出来るなあ。」
そこで副委員長が、
「僕の兄が法医学(の教授)をやってますが、ハムストリング筋って
本当にハムみたいだそうですね。」
ちなみに本日のメニューはハムステーキである。
「はっはっは。お前らよくそんな話をしながらモノ食えるなあ」
間が悪くなったようなのでまた私が口を挟む。
「法医学といえば、医者の友人が法医学実習をやっていた時に見た中で
一番派手だったのはウヨクの方が爆弾を腹に抱えて自爆した死体らしいですが
ああいうのって見ただけで『これは死んでる』ってわけにはいかないから
バケツで肉を集めてきて、、、」
「はっはっはっは。お前らよくそーゆう話をしながら食えるなあ!!」
。。。。ごちそうさま。
ちぇっ。まだ目にダツが刺さった話とか、水死体を魚が食べる話とか
有名所では膝の裏にフジツボがびっしり繁殖した都会の不気味伝説とか、
食品保存剤がなぜ発達したのか、とかいくらでも食事時の話題が、、、。
本日の教訓 人の嫌がる事を進んでしよう。