東京都台東区浅草2-4-1
03-3841-5519
営業時間:火~金11:30~20:00
土日祝11:00~20:00
定休日:月曜日

食べた日:2009年10月17日
味:ψψψψ ψ
待ち時間:日曜日午後2時半ですぐ
かきあげ丼+味噌汁:2200円
観光地として有名な浅草はいつもいつも活気があるが、同時に日常もしっかりと根付いている不思議な街だ。浅草寺の裏(?)の、飲み屋街のまさに入り口に天健は、ある。外から中の様子が見えないので一見さんにはハードルが高いのだが、がらっと玄関を開けると下町の食堂らしく親父さんが「いらっしゃい!」とむかえてくれる。長年通っているような老夫婦から初めて食べる若いカップルまで、客層は幅広い。客の一人が描いたという伝法院の絵が飾られていたりするあたり、浅草を支える市井の人々の下町気質のようなものを感じる。黙々と天ぷらを揚げ続ける親父さんだが、実はフレンドリー。

窓や玄関から光が入り、店内は明るい。
カウンター席と、座敷席に分かれるが
店内はこじんまりしている。

お漬け物がついてくる。
紫蘇が入っていてさっぱりしている。

お味噌汁はかきあげ丼には付かないので
追加で頼む。
あつあつの赤だし。

じゃじゃーん!
蓋がしまらない程のボリュームなのだ!

このボリューム!
玄関近くのカウンターに座ると親父さんが揚げているのを
じっくり見ることができる。
特注なのか、4つくらい小さな注ぎ口がある入れ物から
均等にタレを注ぎかけていた(表現が貧しい…)。
無駄がないのだ。

具は小エビがたっぷり、とサイコロ状に切った烏賊と
小柱と三つ葉。
海老の量は半端ない。

衣が薄めなのでカリッとあがっていて
思ったほど油っぽくない。
香ばしい胡麻油と、
これまた思った程しょっぱくないタレと
さらにこれまた思った程は多くないご飯の
絶妙なバランス!
ぱくぱくと食べられる。
…とはいえボリュームたっぷりなので
完食!するには時間がかかるが。
食べ終わったらしばし浅草散歩。
これはすぐ近くの鎮護堂のおたぬき様。
柵の向こうに伝法池があり、
浅草寺の喧噪とはかけ離れた静けさ。