ap bank fes '06、行ってきました。
7月15日と16日、2日にわけて報告します。
■ap bank fes '06
http://www.apbank-ecoreso.jp/index.html
※写真は、敷地内は「一切」撮影禁止でした。
だから、ここで紹介できるのは入り口までの数点だけ。
詳細は、ap fes のオフィシャル雑誌の発行を待ちましょう。
Day 1 7/15(Sat)
新幹線で静岡の次の駅、掛川駅からバスで15分。
「つま恋」という緑豊かな場所に、全国から人が集まった。
掛川は、新幹線が止まるとはいえ小さな駅。
到着してみて驚いた。

シャトルバスに乗るのに、40分待ちの長蛇の列。
チケットが完売なのは聞いていたし、
一部には1日9000円のチケットを4倍の値段で買ったという人もいた。
小さな駅にあふれる人の列を見て、早くもワクワクがはじまった。
あらためて、ミスチル桜井さんほか、ap bankに賛同するアーティストの吸引力を感じた。
静岡って涼しいイメージだったのに(勝手に)、
盆地なのかと思うほどの熱気と直射日光。
長い列に並びながら、
高校生の頃、夏でも通ったディズニーランドを思い出した。
去年は、全国から4万5千人が集まったというけれど、
今年はいったい何人来てるんだろ。
フェス準備のNGOミーティングの中の話し合いで、
シャトルバスには、一部SVO(Straight Vegetable Oil)が導入されることが決まった。
会場にむかう車までエコにこだわる潔い態度、ap bankはさすがです。
■てんぷら油大作戦:
http://www.earthdaymoney.org/vdf/

入り口に到着。すでに汗だく。
オープンしたばかりのウェブコミュニティーマガジン、
「greenz.jp」編集長の鈴木菜央くんの車に乗っけてもらいました。
真ん中にいるのは、大学時代からの友人、松原広美ちゃん。
最近、某外資系大企業を辞めて Be Good Cafe に就職したエコ人間。
写真を撮ってくれたのは、ピースボート同僚の遠藤イブちゃん。
往路の車は、朝7時から社会派トークから日本ゲイ事情まで、盛り上がりました。
みなさん、greenz.jp、要チェックです。 http://greenz.jp
さて、入園。
会場の中は大きく3つにわかれている。
NGO/NPOエリアと、フードエリアと、ライブエリア。
NGO/NPOエリアとフードエリアは、
それぞれ大きなサッカー場くらいの広さをぐるっと囲む数のブースがあった。
スローウォーターカフェや People Tree 、カフェスローや大地を守る会。
食べ物は全部オーガニックでおいしいし、
友達のお店もたくさん顔を出していて嬉しい。
■出店者一覧
http://www.apbank-ecoreso.jp/food_goods/index.html
ゴミは最小限におさえるため、極力リサイクルしていた。
リサイクルカップの回収や11種類のゴミ分別のために、A Seed Japanのみんなが大活躍。
渋谷区議で greenbird 代表のハセベケンさんや
カフェスローの由里佳さん、前ちゃん、トノ、ミキティ、
スローウォーターカフェの亜美ちゃんと真由美ちゃん、
みんなと楽しい時間を過ごして風に吹かれるだけで、大満足。
ハセベさんと菜央くんが話す、最近できたお子さんの「出産」話でおお盛り上がり。
いい仲間に、あったかい家族が増えていくのを知るのは本当に幸せなこと。
すてきな時間と空気を、この場でも写真でお見せできたらいいのになああ。
ap bank の融資先30団体も、きちんとしたパネルや展示を用意していた。
融資先は、小林武史さんたちがひとつひとつ吟味しているだけあって、
その硬派さと本気度に驚いた。
「ミスチルが好き」と言って会場に来たみんなが
ひとつひとつのブースを丁寧に見て、
お店の人とことばを交わして、
オーガニックコットンやヘンプのTシャツ、かわいいマイ箸や手作りせっけんを手にとっていた。
会場でインタビューされる様子を見ていると、
みんな仕組んだかのように口をそろえて
「もうちょいエコに生きたいと思いました」「環境を思う気持ちがわきました」と答えている。
・・・すごくない?
カメラマンは「今のお気持ちを聞かせてください」って言ってるだけで、
誰もエコについて語るように頼んでないのに。
やっぱり、環境のことも平和のことも、
こうやって自然と共鳴させていかなくちゃだめなんだ。
何が正しいかを説教するよりも、
どんな生きかたが楽しいかを体現するほうがはるかに強い。
会場にいるみんなの楽しそうな顔を見て、なんだか、心がしゃきっとした。
ライブ。
ずっとフル出演でアーティストのサポート兼MCをする桜井さんの本気に圧倒された。
そして、一青窈さんが、あまりにかわいくて素敵で、びっくりした。
耳元に大きな花のコサージュをつけて、真っ赤なドレスで登場し、
「私は、まだまだエコ2年生です」という一青窈さん。
去年の ap bank fes のあとに訪れたカンボジアで出会った
地雷で足を失ったおじいさんや13歳で兵士になった少年、
旅で出会った優しい人々のことを歌うように語り、
詩にして、ゆっくり会場に浸透させた。
「この世界は、どうして存在するんだろうと考えました。
考えても考えてもわからなくて、小さな嘘をつくことに決めました。
世界があなたや私のためにあるのではなく、あなたや私が世界のためにあるんです」
炎天下のライブ会場に、一瞬さわやかな風が吹いたようだった。
このfesのために作ったという「てんとう虫」という新しい曲。
静かなことばのひとつひとつを、会場は、吸い込むように聞いていた。
等身大のまっすぐなことばが詩になって、心に響く。
柔らかいのに、強く、しゃきっとした一青窈さんの美しさ。
完全にノックアウトされた。 なんていうか、本当に感動した。
こんなに「きれい」な人と、明日直接会えるんだ。
同じステージで話をさせてもらえるんだ。
本当に、すごいなあ。
■詳細ライブレポート
http://www.apbank-ecoreso.jp/livereport/0715.html
夜、やっと空気がひんやり涼しくなってきた。
ほんの少しだけ、キャンドルや電気の明かりをともした会場はとてもキレイ。
明日はどんな一日になるんだろう。
APバンクの人にとっていただいたホテルの小さな温泉に入って、
湯上りのほうじ茶を飲んだら、深い深い眠りについた。
Day 2 7/16(Sun)
ついに来てしまった、ダイアローグの日!
続きは、コチラ: http://ameblo.jp/sunday0106/entry-10014948034.html
※「エコレゾ」= eco resonance
自然発生的なエコ意識の連鎖・共振をイメージしたことば。フェスのテーマ。
※さすがのマエキタミヤコさんは写真とりまくりで楽しいブログ記事をあげてます。
要チェック。 http://www.ecocolo.com/starblog/maekita/archives/2006/07/apbank_fes_2.html