2019/8/24-25 スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド参加記録 | 『SunDay Jump!』~世界の音楽と文化の集い~

『SunDay Jump!』~世界の音楽と文化の集い~

~Roots Music & Culture From All Over The World~

中秋の名月のことを英語で"Harvest Moon"と呼ぶんですね。残暑が頑張っていますが、みなさまおかわりありませんか?
8/23(金)~25(日)に富山県南砺市で開催された「スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド」に参加したIBとNoboruの記録です。



8/24(土)
17:45~18:15【IBと北東北の人】
土曜日のDJプログラムに変更があり、急遽IBが代打を務めさせていただくことになりました。

当初、韓国の伝統音楽パンソリの後の枠が空く予定で、パンソリ歌手のソン・ボングムさんに韓国の音楽を届けるべく、韓国の民謡とアジアのダンス音楽を中心に選曲していました。私一人でやる予定だったのですが、K-POP DJの「北東北の人」さんがたまたま会場にいるという事で、助太刀を依頼しました。

しかし当日また変更があり、パンソリからでなく、トロピカルミュージックの伝道師であるHIDE MORIMOTO(Soul Bonanza)師匠からバトンを引き継ぐことになりました。以下、プレイした曲です。


①イムジン河/イ・ラン(IB)

 

②トラジ/アン・サリー(IB) ※アン・サリーさんが歌う動画はありませんでしたが。


③Ddaeng/BTS(北東北の人)

 

④ベトナムポップ(4、6、8曲目はベトナム語とミャンマー語で書いてある為、誰か解読してください。)


 

⑤GO GO/BTS(北東北の人)

 

⑥ミャンマーディスコ
⑦TT/TWICE(北東北の人)

 

⑧ミャンマートランス
 

TTに反応して背後で踊るスタッフにも注目↓


ちなみに、チョンマル(ほんとうに)オルチャン(かわいい)なソン・ボングムさんにサインをいただく機会がありました。
伝統民謡であるパンソリの歌手はK-POPとか興味ないのかな~と思ったのですが、ダメ元で聞いてみたら、"ARMY(BTSのファン)"という単語に超反応!推しはジョングクとのこと
ちなみに北東北の人の推しは・・キム・テヒョンことテテ。


ソン・ボングムさんとチャン・ジェヒョさんによるパンソリの様子↓。

 


8/25(日)
IB⇒GOOFY KINGLETS⇒Noboruという、デジャヴのような順番で、新潟県勢がワールドミュージック甲子園を席巻しました。

12:00~12:30【IB】
車イスからおしりが浮くほど猛烈に躍動する、ブラジル北東部に伝わる太鼓アンサンブル「マラカトゥ」に引き続いての出番という事で、マラカトゥの演奏者たちを躍らせることを心掛け、南米のフォルクローレ経由でGOOFY KINGLETSの演奏へ最高のパスが出せるように選曲しました。



①Fabiano Do Nascimento / Minha Ciranda(ブラジル)


②Esperanza Spalding / Ponta De Areia(アメリカ)
ブラジルの南東部ミナスジェイラス州を代表する音楽家、ミルトン・ナシメントによる名曲のカバー。マラカトゥのメンバーが反応してくれました。


③Belen Ile / Madurando Suenos(アルゼンチン)

 

④Silvia Iriondo / Casi Casi(アルゼンチン)


⑤Bognar Szilvia, Herczku Agnes, Szaloki Agi / Sem Eso(ハンガリー)

 

⑥Szaloki Agi / A szeretom pakular(モルドバ民謡/ハンガリー)

 

⑦Muzsikas / Dunantuli friss csardasok(ハンガリー)

 

⑧Crystal Fighters / Xtatic Truth(Acoustic Version Espanyol)(スペイン・バスク)

 

12:30~13:00【GOOFY KINGLETS】


新潟市を中心に活動し、アンデスのフォルクローレ、アジア、ケルトなどの民謡メロディーでダンスロックを演奏するGOOFY KINGLETS。

MCで「今話題のNGT48です。」と冗談をとばしていましたが、最前列のおじいちゃんたちはきっと信じていたんじゃないでしょうか。初見の方が99%だったと思いますが、世界の音楽が集まるスキヤキに集まるお客さんの反応は上々で、CDを買い求めるお客さんも多く見られました。

午前中にワークショップを終えたタイ北東部の伝統音楽「モーラム」をロックに演奏する、ザ・パラダイス・バンコク・モーラム・インターナショナル・バンドのケーン(竹の笛)奏者サワイ師匠(80)が夢中になって動画を撮影している姿が印象的でした。(右から2番目のカラフルなシャツの方)

ご自身のバンドに通じる魂を感じたのか、NGT48だと勘違いして熱狂していたのか・・
 

 


13:00~13:30【Grandmaster DJ Noboru’s ill communications】
アフロポップディガーとして世界にその名が轟いているNoboru氏を中心に、音楽ライターの吉本秀純氏の呼びかけにより結成されたユニット。スキヤキのスタッフで土着音楽を愛するDJ NAho氏も加わって今年のガーデンステージの目玉の一つとなりました。
吉本秀純さんが音楽ライターの大石始さんとともに監修し2011年に出版された「GLOCAL BEATS」は、マヌ・チャオをはじめとして世界に飛び出した、エッジのきいたヨーロッパ、中南米、アフリカなどの音楽を集めたバイブルです。スキヤキ、サンジャンに興味があり、未読の方はぜひチェックしてみてください。
 

プレイリストは以下です。Spotifyが使える方は以下のリンクをご覧ください。


①KOKOKO! / Malembe (NAho)

 

②Rhythm ya kasi / Kabelo (Noboru)

 

③Angelique Kidjo/Crosseyed And Painless〜Lady(吉本秀純)

 

④Omar Souleyman / Ya Bnayya (NAho)

 

⑤Killin Dem / Burna Boy (Noboru)

 

⑥King Ayisoba/Africa Needs Africa(feat. Wanlov da Kubolor&Big Dad)(吉本秀純)

 

⑦Balkan Beat Box feat. A-WA / Kum Kum (NAho)

 

⑧Sans theme / Dadju (Noboru)

 

⑨Son Palenque/Palenque Palenque(吉本秀純)

 


最後に、日本各地から集まった専門家DJの一部をご紹介。

吉本秀純

 


DJ HIDE MORIMOTO (Soul Bonanza)

トロピカルミュージックについてはDJ Mixやインタビューなど満載のSoul Bonanzaのサイトをチェック!⇒ http://soulbonanza.com

 

タイ音楽の専門家、P-GEN(ルークトゥンモーラム・ファンクラブ)さんのツイートのとおり、スキヤキのガーデンステージは世界の音楽を愛する人たちが気軽に交流できる場所となっておりました。

今年も参加させていただきありがとうございました、またよろしくお願いいたします!!