4/25(土)に開催の"port call in France"ではフランスと、ブルターニュの文化を取り上げます。
DJ IBがフランス音楽に加えケルト文化圏と呼ばれるブルターニュの音楽もお届けいたします。リンゴの発泡酒シードルを販売予定ですので、公共交通機関でお越しください。
「ケルト」とは何か。
「ケルトの言葉を話す人たち」という意味で、多様な人種や民族が含まれる言語文化のことです。彼らは古来からゲルマン、ヴァイキング、ノルマン、アングロサクソンなど様々な民族の影響を受け混血を重ねてきました。
ケルトの言葉は何か、となるとアイルランド・スコットランドに残るゲール語、ウェールズ語、ブルターニュのブルトン語などが現在生き残るケルト語派に属します。(参考:ケルトってそもそも何なのですか?/鶴岡真弓)
言語とともに継承された音楽はケルト文化を代表し世界へ広がりました。
アイルランドにはゲール語を話す地域が残っており、音楽の継承も盛んですが、ブルターニュでは言語自体が消滅の危機にあり伝統音楽も広く知られているとは言い難い状況です。
以下、ケルト文化圏マップのオレンジ色(Britanny)がブルターニュです。

(Celtic Nations 出典:pinterest.com)
そんなブルターニュのケルト音楽について私の感想を少し紹介いたします。
アイルランドの音楽と一番違うと感じられる点が、ロマ(ジプシー)音楽の影響を強く受けている事です。日本人には不穏に聴こえるメロディーがあり、心がざわざわします。
ロマは千年以上前に北インドを出発し、アジアやイスラムなど各地の文化と融合しながらヨーロッパを移動しました。
フランスには多くのロマが暮らし、文化に強い影響力を与えています。(ドイツ系のロマを「マヌーシュ」と呼び、ギタリストのジャンゴ・ラインハルトが発明した、ジャズを取り入れたジプシー音楽をマヌーシュ・スウ ィングと呼びます 。スペイン系は「ジタン」と呼ばれ 、 スペイン内戦から逃れ南仏へ移り住んだジプシー・キングスが有名です。)
ロマはフランスの西端ブルターニュにも多くいたと考えられ、ケルト文化×ロマ文化のミックスが音楽に表れているのだと思います。
一方で、癒し系と呼ばれ日本人に馴染むアイルランドの音楽にはロマの影響があまり感じられません。これは、大陸から海を2回渡るアイルランド島へは、物理的にロマがたどり着けなかったと考えられます。
ブルターニュのアーティストを少しご紹介いたします。
ケルト音楽圏という概念を提唱したアラン・スティーベル。ハープを弾きながらブルトン語で歌います。荒涼としたユーラシア大陸の果てが目に浮かびますね。
ブルターニュのチーフタンズと言ってもいいでしょう、伝統音楽バンドKORNOG。結婚式などで演奏される曲だそうで、後半はBombardeというブルターニュのバグパイプが登場します。
アイルランド伝統音楽界のレジェンド、The Chieftainsがブルターニュ音楽とコラボしたアルバムCeltic Weddingより、ダンス曲。
Dañs-Tro Fisel - The Chieftains
日本で最も有名なブルターニュの音楽家、セシル・コルベル。スタジオジブリ作品「借りぐらしのアリエッティ」主題歌をハープ弾き語りで。後半日本語になります。
port call in France
フランスと、ブルターニュ地方の郷土料理”ガレット”にまつわるお話&試食に、フランス語圏の音楽を添えて
2026/4/25(土) 14:30~18:00頃
会場:まちまち、ときどきカフェ(新潟県長岡市殿町2-5-1 ロイヤル長岡 203)
入場:無料(要オーダー)
講師・料理:浅野光代(写真家)
DJ:IB & more
<タイムテーブル予定>
14:30~15:00 DJ(フランスの音楽)
15:00~16:00 浅野光代さんトーク
16:00~ ガレット販売、DJ(ブルターニュ音楽、フランスの音楽)
