ももクロをスマップにするのは有安次第 | 壁の穴強盗団

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女性アイドルグループに傾倒すると「誰推しか?」みたいな話になるが、私は「箱推し」ですよ。

グループの集まりとして好感を持っているので、その中からメンバーの一人を抜き出されても、それはあくまでグループを構成する一員でしか無い。

そういう人は、ももクロファンには多い気がする。しかしももクロを「箱推し」で見ると、どうしても注目せざるを得ないメンバーが一人居る。それが、有安杏果だ。

ももクロは有安杏果に始まり、たぶん有安杏果に終わる。

有安杏果が、ももクロを今のももクロに変えたのは、元メンバー早見あかりのトークショーでも語られていたので、本当のことだろう。レッスンの延長気分でアイドルしていたグループに、子供とはいえエグザイルのバックで踊っていたメンバーが加入したらそりゃ色んな意味で影響を受けただろうことは想像できる。

有安杏果が居なければ、歌も踊りもイマイチなリーダーが歌の途中でエビぞりジャンプしなくても済んだだろうし、早見あかりが別の道を歩き出すことも無かったのかもしれない。

ももクロの第二章が始まり、以前から言われていた「嵐やスマップを目指す」路線がハッキリしてきた気がする。元々6人で一人脱退して5人になったという構成の符合もあって、スマップのメンバーとももクロメンバーを対比する人は多い。

しかし、有安杏果をキムタクと比べる人は少ないだろう。
自分の意見では、ももクロのキムタク枠は有安杏果だと思う。

ちょっと前まで、キムタクのグループ脱退という噂は定期的に芸能ニュースを賑わせていた。それは、本人の人気と共にスマップ内でキムタクが一番グループに帰属していなかった事も要因だったと思う。キムタクは天才肌というより、割りと真面目な努力家タイプである気がする。

グループの中で、他のメンバーとは関係なく先ず自分個人が完璧を目指してストイックなまでに精進して成果を出す。その姿を他のメンバーがリスペクトすることで、グループに影響を与える。そういうグループ内の立ち位置に居るのが、キムタクであり有安杏果であると思えるのだ。

ももクロのニューアルバムでは、メンバー全員の歌唱力が格段にアップしているが、その中でもやはり有安杏果の歌唱力は群を抜いている。元々、グループ内で彼女の歌唱力には定評があったが、ニューアルバムではアイドルの歌唱の粋を超えている。あのままレベルアップすれば歌唱だけで充分"聴かせられる"シンガーになるだろう。

それは、メンバーも含め多くの人が気づくだろう。もちろん、本人も。
その時、有安杏果はどういう道を選ぶだろうか?

ももクロは今後、メンバーそれぞれのキャラクターを活かしたピンでの仕事を増やしていくはずだ。そのためのトレーニングとも言える仕事やシチュエーションをいくつも重ねている。

そして、有安杏果のもう一つの武器である「演技力」も、そのピンでの仕事では開花していくのではないだろうか。この、歌と演技で自分の脳力を高めていくところも、キムタクと重なる部分だ。加えて、二人共フリートークは全くダメなところも似ている。

さすがにキムタクは芸歴が長いので、トークでも「自分流」でその場をやり過ごしているが、ゲストを呼んでのトークやレポートなどは苦手なんだろう。ピンでそういう仕事をしているのを見ない。他のメンバーはやっているのに、だ。出来なくはないだろうけど、真面目すぎて番組としてはつまらないものになってしまうのだろう。

キムタクはソロ活動が噂されていた時も、スマップのメンバーとして活動し続けた。ソロ名義のアルバムも出していない。ソロで充分やっていけるだろう彼が在籍し続けているから、今もスマップは5人揃って国民的アイドルとして芸能界の第一線に居るのだと思う。

というわけで、ももクロの今後を担うキーパーソンとして、ももクロのキムタク"有安杏果"の活動に注目していきたい。願わくば、いつまでもももクロと共に在って欲しい。

ちなみに、対外的な人気を加味せず以下の様なメンバー内の役割でももクロとスマップを対比させてみた。誰が誰かは書かない。

・リーダーとしての存在感を持ちつつ、基本メンバー内のイジられ役
・永遠の年下イタズラっ子キャラでグループ内のマスコット役
・他のメンバーとは少しズレた感覚が持ち味になっている不思議キャラ役
・他のメンバーにネタにされるほどセルフプロデュースするナルシス役

偶然か、戦略的にか、両グループとも5人のグループ内の役割は上手くバランスがとれている。