事件発生数日前、
バックパネルのフラットブラックの塗装です。

バックパネル塗装完了。
半ツヤではなく少しスパルタンな
全つや消しで塗装しました。
この数日後、事件が発生します…
このカマロの塗装が完成したのが
今年6月のはじめ頃、空梅雨だったこと
もあり天気もよく外で色味の確認がてら
天日干ししようとしばらく外に停めて
おいた時の事。
しばらくしてカマロをガレージに
戻そうとしたときに屋根の異変に気付きました…
なんと屋根がもっこり膨らんでいたんです…
最初は下地処理でもミスったかと
自分の目を疑いましたが、見落とすような
レベルの膨らみじゃありませんでした…
膨らみの原因はルーフの鉄板の伸びでした。
外での太陽の温度で膨張していたんです。
ガレージに戻し温度が下がれば
何事も無かったようにルーフは元に戻るのですが
さすがに夏の炎天下で膨らんでしまう屋根を
そのままに納車するわけにもいかず、
ルーフの下地作業のやり直しが決定しました。
作業を始めた当初、屋根の状態が悪く
全剥離をし鉄板が伸びていることは
わかっていました。
本来ならルーフ交換といきたいところ
だったのですが予算の関係上
絞りとパテでの修理判断をしてしまった
自分自身のミスでした…
ダメなものはダメと言うことで早速ルーフの
剥離、絞り作業が始まりました。
とはいえ、つい数日前に塗装が
終わったばかりのカマロです…
少しでも小さな範囲で絞りを
済ませたいと思っていたのですが、
再発を防ぐ為、しっかりと絞り作業を
していくと歪みが歪を呼び結局
ルーフ全体の剥離、絞り作業と
なってしまいました…
絞り作業に伴う熱による発火を
防ぐ為、室内のヘッドライナーと
ルーフに張ってある断熱材を
剥がしましたが室内のルーフを
支えるブレースにもひどく歪み
があり、もしかすると屋根に何か
重たいものが落ちてきた車両
なのかもしれません。
ここまで伸びているとルーフ交換
が最善策なのですが、
お客様と相談の上、今回の絞り作業を
ここまでやってダメならルーフの
交換をしてくださいということで
作業を進めました。
丸二日かけ絞り作業を終わらせて
パテでの成型作業に入りました。
下地処理も終わりサフェーサー塗装。
この後歪抜きの作業をして2回目の
サフェーサー塗装後、最終水研ぎして
塗装準備完了となりました。
すぐにベースコートの塗装を
したかったのですが、
アメリカからの部品も届き、
他車両の作業もあったため
塗装が完成したのは10月の頭でした…
再塗装完了。
オールペイントでのご依頼ですから
屋根だけの補修ぼかし塗装ではなく、
ボディー全体を再塗装しました。





