食中毒予防の最も重要な習慣は、手洗いの徹底と衛生意識向上でしょうね。

ところが、手を洗えば指や手に付着した菌が落ちるかと思えば、なかなかそうでもない

というのが実際のところのようです。

 

皮膚の断面を示しています

この一番外側にある通過細菌叢これが問題なんですね、

これは、外部から付着した菌で、大腸菌、サルモネラ、ノロウイルス、カンピロバクター

などが大いに含まれる細菌叢なんです。

 

衛生的手洗いとは、この通過細菌叢をいかに洗い落せるかということなんですね。

石けんで洗うわけですが、菌は多くの場合泡と一緒に洗い落されます

従って、重要なのは泡立てること、そしてすすぎを十分に行うこと、

さらに衛生的なペーパータオル(理想)でしっかり水分をふき取りことですね。

 

さて、通過細菌叢を食材や器具、器材に付着させないことができたが

その下層にいる常在細菌叢は....問題ないの?

 

これは実はこの菌自体は食中毒原因菌ではなく、無害、むしろ

常在してることで、通過菌の繁殖を防いでいるありがたい菌叢なんですね。

 

一生けん石けんで手を洗うと、通過細菌叢は洗い落とせるが、この常在細菌叢は

その分上に上がってきます、そこを検査するから、むしろ手を洗った後、

見かけ上菌が増加したように見える。

 

そのような混同を防ぐ意味でも、すすぎとペーパータオルでのしっかりした

水分吸着が重要になってきますね。