最近は各企業も、各々の専門分野のみならず、

異業種への進出も盛んなようだ、フッ素樹脂主体の

プラスチック加工業、(株)広陽は、フッ素樹脂ベルト

の防カビのために、独自の防カビ剤で食品製造業界

にも販路拡大を目指している。

 

そこで、その防カビ剤(商品名:カビこんばい)の

防カビ効果を、カビ検出紙を用いて検証してみた。

 

サンプルでいただいた、カビこんばい、色は薄い乳白色

無臭、食品衛生法適合品ということです。

使用するのは、サンコリ カビ検出用紙

4枚使用

検査対象は、浴室のタイル、目地 最もカビ発生が頻繁なところ。

 

検体ふきとり綿棒を出し、リン酸緩衝液を10ml見当入れ

綿棒を入れて、ぬらす。

その綿棒で対象をよくふき取る

綿棒を再びリン酸緩衝液中にもどし

よく、もみほぐす。綿棒は廃棄し中に検体水が残る

カビ検出紙を出して

中の検体水に検出紙を吸着させ、

上部、指の触れた部分を切り離す。

ビニールの上から必要事項を記載して培養する。

次に、検査対象箇所をカビこんばいを噴霧して、よく乾燥したところを

同様に新しい綿棒でふきとる

同様に、リン酸緩衝液中で洗いだし

検体水とし、検出紙を吸着させる。

カビこんばいを噴霧した後の

ふきとり検体であることを明示して

培養する。

下矢印

25~30℃、約48時間培養後

カビこんばいを噴霧しなかった、浴室壁には

このように カビが発生しております。

カビこんばいを噴霧したものは

まったくカビの発生を認めない結果になった。

さらに培養を続け、どのように変化するか

継続観察致します。

 

カビこんばい、防カビ効果が現時点では認められる、

しかも、食品衛生法に則っている以上、食品製造の

器具器材、製造ライン、作業場の環境衛生にも有意義

であると思われる。

 

同時に、このようなカビ防止剤の効果検証に

サンコリ カビ検出紙は極めて有益であった。