今は病因物質の種別にかかわらず、飲食に起因する健康障害は
食中毒と定義されているんです。

以前は厚生労働省が指定した細菌を病因物質にするものを
細菌性食中毒と言ったました、だから古いもの食べて下痢下という場合、細菌性食中毒とは言わず、細菌性胃腸炎なんて言ってましたね。


そのようになったのには、細菌性食中毒の病因物質としてノロウイルスがその患者数等で他を圧倒し始めたこと、従来の定義ではノロウイルスでの病態は
食中毒とは言えないことになりますからね。


かつて、食中毒といえば、腸炎ビブリオという菌によるものが
日本では一番多かったんです、これは主として海産物に由来する菌でコレラ菌と同じ仲間ですが伝染性はないです。この腸炎ビブリオは淡水、酸、低温、高温等に弱い菌、じゃなぜこれによる食中毒が多かったか、日本人の食文化に大いに関係があり、刺身等魚介類の生食が多いから
ということですね、新鮮な魚介類ほど腸炎ビブリオ食中毒のリスクは高かった、海から上がった魚介類をすぐ食べる、この上ない新鮮さです、ところが一番ビブリオの汚染が大きい食べ方だったというわけですね。


食中毒予防は1,菌をつけない 2,菌を増やさない 3、早く食べるですね