ボス猫交代劇の謎(3) | いきなり猫三匹と暮らす

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突如襲来した怪生物と犬好きのハートフルコメディ

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クロがボス猫の座についたのは、
シャムに勝ったからではなく、
シャムが無敗のまま引退したからだったようだ。

戦いの後にボスの交代があったので、
ハゲができたとはいえ、クロは勝ったのだろうと
解釈したのだが、どうやらそうではなかった。

だからこそ、クロはボス猫になった後も
シャムに戦いを仕掛けたのだろう。

勝ち取っていないボスの座は本物ではない。
自分は本物のボスではない。
そういう苛立ちが、クロに横暴な振る舞いを
させたのかもしれない。

偉そうにすることでしか、自分の地位を
確かめることができなかったのだ。

シャムに破れてボスの座を失ったクロは、
しょげかえるどころか、むしろ安心したように見えた。

落ち着いて行動することができるようになり、
トラニャがケンカをしかけてきても
余裕を持った大人の対応ができるようになった。

身を低くしてうなり声をあげるトラニャに
ついと寄って頭をペロリとなめたことがあった。
そのときトラニャは毒気を抜かれて戦意を失った。

それまでは、トラニャが挑戦してきたら
いきりたって受けるだけだったのだが。

クロは、負けることによって成長することが
できたように思う。