今朝はシャムが起こしに来た。
病気になって以来、お腹がすいたと起こしに来るのは
初めてである。
足の上を歩かれて目が覚めた。
(絶対わざとだ)
そのまま起きてもよかったけれど、
「もうちょっと寝かせて」と頼んでみた。
シャムは腕の中で抱っこされている。
そして20分後、シャムは腕の中から出て、
わたしの枕元にきちんとお座りをした。
じっとわたしを見つめる。
それでも起きないでいると、
強力スリスリが始まった。
まず軽く鼻をわたしの顔に付ける。
(冷たくてこれだけでも目が覚める)
そこからすぅっと顔をすべらせ、
おでこをぐっとわたしの顔に押しつけて、
頭をぐりんっとひねり上げる。
力強いので、とても寝てはいられない。
よし、ご飯だね!
缶を開けて用意する間、欲しがって声を上げる。
食器を置くと、飛びつくように食べるとまではいかず、
食いつきはまだ以前ほどではない。
薬をあげるときは、食事の間中、シャムを見ている。
ちゃんと摂っているか確かめるためだ。
食べおわって、口に手を持っていく動作をしたので
ドキリとした。
手術前、食事の後よく痛がって叫び声を上げ、
口の中から何かを掻き出そうとするような仕草を
したからだ。
だが、きょうは違った。
ただの毛づくろいだった。
そういえば、手術の後、いちども痛そうな様子がない。
シャムが食べたのを見届けてから、わたしはコーヒーを
飲もうとやかんを火にかけた。
するとシャムは寄ってきてお座りをした。
そして、期待の目でわたしを見る。
ミルクを作るときもお湯を沸かすからだ。
よし、少し作ってあげよう。
ミルクはいったん途中で飲むのをやめて、
エサ場のほうに移動したけれど、
ミルクの皿を持っていくと、残りを飲んだ。
まだ安心するのは早いかもしれないけれど、
いっぱい食べてくれるとすごく嬉しい。