猫は二枚舌を使う? | いきなり猫三匹と暮らす

いきなり猫三匹と暮らす

突如襲来した怪生物と犬好きのハートフルコメディ

少年と犬が戯れている情景。
犬にぺろぺろと顔をなめられた少年が叫ぶ、
アハハ、ジョン、くすぐったいよ!

映画などでお馴染みのほほえましいワンシーンだ。

だが猫ではこうはいかない。
犬ほどなめない、というだけではない。
猫になめられると、くすぐったいではすまないからだ。

イテ、イテテテ、トラニャ、痛いんだってば!

デブ猫とおっさんが戯れるシーンというのは、
たいていの人にとって見たくない情景だ、
とういのは置いといて、

猫になめられると痛い。

猫の舌は、犬よりもはるかにザラザラしており、
なめられると、まるでヤスリをかけられているように、
皮膚が痛むのである。
ペロペロというより、ザリザリ、ジョリジョリ、という
感じだ。

舌のザラザラは、骨から肉をこそげおとすときに
役立つのだそうだ。

だから、仕方ない、と思っていたのだが、
トラニャにウィスキーを飲ませているときに気づいた。

--あれ?痛くない。

手のひらに一しずく落としたのをなめさせていると、
ほとんど犬になめられているような、ぺろぺろという
感じなのである。

その後気をつけていると、なめる対象・状況によって、
ザリザリとぺろぺろを使い分けているのが分かった。

なめるときに力を込めると、トゲが立ってザリザリになり、
力を抜いてなでるようにすると、トゲが寝てペロペロになる。
そんな感じなのだ。

まるで舌が二枚あるみたいだ。

それはいいのだが、どうしてわたしをなめるときは
決まってザリザリなのだ?


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なめ~~~~~~