僕がシャム猫をわがままにした | いきなり猫三匹と暮らす

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突如襲来した怪生物と犬好きのハートフルコメディ


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シャムが一時ボス猫の座を退いていたあいだ、
彼はベッドでわたしに甘えることだけは譲らなかった。

それが、心ならずもボス猫に復帰してからは、
ベッドでもクロに譲るようになった。
上に立つ者の務めは、下の者が居心地よくできるように
することだと考えているかのように。

そんな彼も、時々は甘えたくなるようだった。
そぶりでそれと分かった。
ベッドでわたしの横に来るクロに譲って、
自分は足元に引き下がるけど、
わたしの足首にちょこんとあごを乗せたりする。

そういうときは、わたしがシャムを呼ぶことにした。
そうすると、少しためらってからシャムはやってきて、
わたしの腕を抱え込んであごをうずめたものだ。

シャム、甘えていいんだよ。
いつも譲らなくったっていいんだよ。
クロはクロでちゃんと可愛がるから。
君が気をつかわなくていいんだよ。

そう何度も言い聞かせているうちに、
だんだんシャムは率直に甘えるようになってきた。

今は、クロがちょっと遠慮することでバランスが
とれている。

ベッドはシャムの指定席。
ふだんはシャムがわたしの顔の前に陣取る。

でも、2,3日にいっぺんくらいかな、
クロが甘えたくなってベッドに来たときは、
シャムはクロに譲る。

ただ、たまに譲らず私にくっついていようとする。
シャムは前よりわがままになったかもしれない。
けど、それでいい。