突然ではなんですが、俺。

実は、ケータイ小説を書いてるのね。


まぁ、世間一般の方の「ケータイ小説」のイメージといえば、「恋空」などに代表される

「文章力の覚束ない、性に奔放なDQNギャルが書いた、私可哀想自伝ストーリー」

やと思うんやけど、最近の実態はちょい違うのよね。



ブーム当初こそ、読者層はDQNやギャルが中心やったんやけど、女子中高生のみに好かれる売り方が災いしてか、いつの間にやら「スイーツ御用達」の、媒体に大変身~!!


鬱屈した現実から逃れたいのか。

甘美であり得ない妄想全開なストーリーが満載!


そして、抜本的な改革をせず、読者の年齢が上がってきているのに同じ流れを繰り返しているからか。

まるで、デフレスパイラルのごとく、その市場規模を縮小させております!(笑)


まぁ、こない書くと、俺がケータイ小説のシーンを悪く書いてると思われるかもしれませんが、こちらも執筆する場を提供してもらっている身。


規模を縮小させてはいってるものの、ある程度の市場を確立しているという事は、まだそれなりに需要があるという事なんですよね。


なので、妄想全開のストーリーが人気のケータイ小説のシーンには、それなりの理解を持ち合わせてはおります。



そう、時代はもはやバブルまで続いた

「日本勝ち組一直線」

じゃない。


新興国の台頭、国際社会における日本の地位の低下。


上がらなくなった賃金、少子化によって起こる高齢化社会等、若者達の間に渦巻いている将来への不安を鑑みれば、ツライ現実に目を背け、ミッ◯ーマウスがいるテーマパークよろしく、妄想全開のストーリーが支持されるのは、ある意味仕方がないんですよね。


まぁ、それでもケータイ小説の市場縮小は、ネットでチマチマ書いてる俺からすれば重大な問題。


シーン改善の為に、その方向性に異を唱えたり、意識改革で書き手に対し耳の痛い事を述べるんやけど、その度に

「黙れよwww」

と、一蹴されちゃいます(笑)


まぁ、そらそうやろね。


それって、例えるならディ◯ニーランドに行って、ミッ◯ーマウスを指さしながら

「アレって着ぐるみで、中に人間が入ってるねんで」

って言う行為と一緒やからね。


興醒めしてキレるのは、自明の理ですわな(汗)



さて、ちょいと話を戻しますが、鬱屈した現実から逃れたい、という意識が書き手にも読み手にも働いているからか。


ケータイ小説の定番ストーリーって

「それなりに権力を持ったちょい悪な兄ちゃんが、“ナイト”気取りでドン底に堕ちた主人公である少女を救う」

なんてのが、中心になっております。



ほんで、そのちょい悪の兄ちゃんの設定も、アタマやとか、ヤクザ若頭とかが中心で、口では無茶苦茶言うてくるんやけど、実は主人公に対して惚れている、なんてご都合主義まっしぐらな展開(笑)


はい、こんな事を聞いたら、門外漢の皆さんは、こう突っ込みたくなるでしょうな。


「現実的にあり得ない」

ってね。


しかし、よく考えてみてください。



アナタ、「ドラゴンボール」の悟空みたく、手からビームが出せますか?

「ワンピース」のルフィみたく、腕を伸び縮みさせる事が出来ますか?




そう、既存の作品でも、
あり得ない描写なんてのは、確実に存在するんです。


やから、仮に族のアタマやヤクザの若頭が、メンヘラ一歩手前の少女を

「よく分からない理由」

で、強引に好きになったとしても、それは良しとしようではありませんか!!


ケータイ小説ってのは「妄想」が全て!!


現実的かどうかなんて、関係ないんです!!


いかに胸がキュンキュンするシチュエーションか、どうか!!



それのみが、重要視されるんだよぉ!!
ケータイ小説、ってのはよぉ!!





……すいません。



取り乱しました。
(@ダチョウ倶楽部)



はい、繰り返しになりますが、一般的な小説のそれとは違い、妄想によってあり得ない描写を連発。


それが「ケータイ小説」なんですよねー。


まぁ、仮に純粋無垢な少女が、ケータイ小説にハマったあまり、リアルヤクザの事務所を好奇心で訪問。


ほんで、若頭に向かって

「愛人にしてくれませんか?」

なんて言ったせいで、ビデオ撮影されながら犯されて、山に捨てられて人生をボロボロにされても、それは少女の自己責任ですわ。



「ケータイ小説」を「妄想の産物」というのを理解していなかった、少女が悪い(笑)



さて、そんなケータイ小説ですが、
書き手が多感女子中高生、ってのもあるんですかね?


背伸びしたいのか、セックスを想起させる描写が、ケータイ小説には多数存在しております。


もちろん規制もありますが、その規制をかいくぐり、セックス描写が多ければ多いほど、その人気も比例していくという、なんとも欲望に忠実な傾向(笑)


やから、主人公の少女に迫るイケメン共も、エロ用語を連発しまくるのね。



壁ドン、顎クイ、当たり前ぇ~!!



まるで、フェロモンでも発しているかのように、タイプの違うイケメンを次々と引き寄せていき、そいつらに上半身裸のまま耳元で

「メチャクチャにしてやるよ」

なんて言われた日にゃ、少女はその時点で鼻血ブー(死語)です(笑)


ほんで、その妄想をさらに高めたいのか、皆と共有したいのか。


ケータイ小説の書き手である
少女達のTwitterなりブログなりを見てみると、有名無名を問わず、ほぼ妄想全開の自作キャラの掛け合いが何かとupされているのよね(笑)


↓↓


光寿「うわ、オムライス。
グリーンピース入ってるじゃん、嫌いだって言ってんのに」


篠「なんでも食べなきゃ、大きくなんないよ。
あんた、ただでさえ小さいんだから」


光寿「篠がでかすぎるんだよ。
まっ、篠が口うつしで食わしてくれる、ってんなら食べてもいいけど」


篠「く、くだらない事言わずに黙って食べなよ///」



……いやぁ、書いてて死ぬほど恥ずかしくなりましたわ(笑)


あっ、だの光寿だのオムライスだののくだりは、即興で俺が作ったモノなので、モデルは特にありません。

皆様、ゲスな勘繰りはなさらぬように。



さて、こういった描写は門外漢からすれば、それなりにツラい代物なんですが、ファンからすれば垂涎モノの描写なんですよねー。


有名ケータイ小説家が、テスト勉強でもしてる合間に、こういった描写をTwitterで呟けば、即100人くらいにツイートがお気に入りにされますから(笑)



しかしです。


いかに、キュンキュンする描写と言えども、所詮は妄想。


ほんで、妄想と呼ばれるモノの多くは、現実感を欠いたモノであります。


やから、その妄想が行きすぎれば……。

つまり、暴走すればとんでもない事態を引き起こします。



はい、それは俺がTwitterのアプリを立ち上げた時に起こりました。


フォロワーさんがリツイートしたんでしょう。

タイムラインと呼ばれる、自分とフォロワーさんのを含むツイートがupされる場に、こんなトンでもないツイートが不意に流れてきましたよ(笑)

↓↓



「ケータイ小説で、なんかいいセリフないかなぁ。
あっ、こんなのどうかな?

『お前の処女膜、予約済だから』

とか♪」




……ひどいな(汗)


っていうか、うん。



やりすぎたんやろね(汗)



はい、普段からTwitterで

「ちんこ、ちんこ( - 3-)ノ」

とか呟いてる俺でも、このツイートはさすがに引きましたよ!!(笑)


いや、だって

「お前の処女膜、予約済だから」

ですよ!!


こんなモン、リアルで言うたら確実にアホでしょう!!(笑)


いかにイケメンやとしても、これは
免罪符にはならない!!



アンガの田中あたりが言うたとしたら、その時点で訴訟モノです!!(笑)



はい、これも同じくTwitterなんですが、ある女の子のフォロワーさんがこんな事を呟いてたのね。


「処女とか、経験の乏しい女子が呟く下ネタほど、エグいモノはない」


さて、ここで皆さん、ちょっと思い出してください。


ケータイ小説の書き手。

その多くは、女子中高生と僕は上記しました。


ほんで、いかに性の低年齢化が進んでいるとはいえ、女子中高生で最後まで(比喩的表現)いっちゃってる人は、まだまだ少数ではないでしょうか?


つまり、書き手の多くは未経験なんですよねー。


先程挙げた、トンデモツイート。

「お前の処女膜、予約済だから」


これも、暴走したティーンエイジドリームが生み出した、青春の排泄物なのかもですね(笑)


まぁ、若い時は色々と失敗するもの。

けど、失敗するからこそ、人は成長する事が出来るんです。



頑張れ、ケータイ小説家!!(笑)



さてさて、本日もクソ長い間ブログに付き合っていただき、ありがとーございました。

また、会いましょう。


アディダス。
( - 3-)ノ




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