今年は青いお茶が楽しめる2種類のお花ピンク薔薇を育てました。

先に咲いたのが"マロウブルー"

5月ころから咲き始め、たくさん咲きましたが

お盆過ぎにはすっかり枯れてしまいました。

 

そして10日くらい前から咲きだした

バタフライピー。

 

花の色は全く違いますが、どちらも青いお茶を

淹れることができます。

マロウブルーコーヒー

乾燥した花を冷水に漬けるときれいな色が出ます。

紫がかった青です。

温度が上がると色が薄くなってしまいます。

 

バタフライピーコーヒー

乾燥させても、生花の状態でも水でもお湯でも

青い色が出せます。

(花びらが固いので、ちょっと揉みだす必要あり)

温度が変わっても色は安定しています。

 

酸アルカリで色が変化する色水の代表格

紫キャベツとムラサキイモも加えて

いつもの酸アルカリ実験をやってみました。

 

マロウブルーだけは酢酸のあたりに変色域があり、

クエン酸をたっぷり入れるとやっとピンク色になります。

その他のものは弱酸でもピンクに変化します。

 

マロウブルーをオレンジジュースに加える

"マロウサンライズ"は一瞬でピンクになって

あっと言う間に夜が明けます。

 

一方で酸性の程度が異なるいくつかのドリンクトロピカルカクテル

用意してバタフライピーティーを加えてみると…

 

ソーダやリンゴジュースでは青いまま、

レモンたっぷりの酸っぱい水でも

ピンク色になることはありませんでした。

 

青いお茶が楽しみたければバタフライピーティー、

色の変化が楽しみたければマロウブルーと

使い分けるのがよいのかなはてなマーク

 

ただし、両者は全く違う種類のお花で

特にバタフライピーは妊婦さんなどは、

摂取を控えたほうがよいと書かれているHPもあったので

色だけでなく効果も考えて選ばないといけないですね。

 

 

 

 

ちなみにどちらも味、香りはありません。

ただそマロウブルーはのどを潤すトロミ成分が

感じられるので、自分はマロウブルーの方が好きです。

こちらはくすんだ緑からレモンでピンクになるという

新しいお茶だそうです。

 

新しいお茶も出てきていますね。

 

 

去年は庭に咲いていたいろいろなお花を集めて

実験しました。

 

色を見る実験に重宝しています。

試験管より簡単で、白いから色も見やすいです。