経営理念とは、「会社の存在意義を明確に言葉に表したもの」「創業の志を表したもの」と言うことが出来ます。

 

会社の想い・魂みたいなものです。

 

この強い想い・魂があるから会社は同じ考え方の人を巻き込んで強くなっていくことが出来ます。

 

以前、あるコンサルタントの方が「想いが足りないとか意味がわからない。想いで飯が食えるのか?」と言っていましたが、世の中を変えたいとか、自分の人生において実現したい想いがあるから次の行動が生まれてきます。

 

なぜ会社を経営していくという辛い作業を行うことができるのかというと、その人に譲れない想いがあるからです。

 

その想いが、経営理念なんです。

 

 

経営理念の作り方

「経営理念を作れてと言われても作り方がわからない」

 

確かに突然理念を作れと言われても簡単には作れません。

 

経営理念を作るためには、丁寧に自分の気持ちを言葉に表現していく必要があります。

 

色々な作り方があると思いますが、弊社では以下のような手順で作成を進めていきます。

 

 

1、質問に答える形で価値観をあぶり出す

 

2、第3者との会話でより具体的にする

 

3、繰り返し見直しをする

 

 

1の「質問に答える形で価値観をあぶり出す」というのは、例えば「あなたの仕事のこだわりは?」など答えやすい質問に対して複数回答することによって、経営理念の元となる価値観を言葉にしていきます。

 

2の「第3者との会話でより具体的にする」というのは、第3者から1で出した答えに質問をしてもらうことによって、他者によりわかりやすい形にしていきます。ご本人の価値観を掘り下げるという意味もあるために非常に重要です。

 

3の「繰り返し見直しをする」は、1や2を日を改めて繰り返し行うことを言います。改めて見直しをすると言葉に違和感があったり、新しい考えが生まれたりもするためこの作業も重要です。

 

 

最終的には経営理念は「腹落ちをするか?」が重要になります。

自分が思ってもいないことを、世間体を考えて掲げてしまうとあまり効果がありません。

 

 

 

経営理念だけでは機能しない

経営理念は会社の価値観を存在意義を示すもので最も重要なものと言えますが、会社をしっかりと機能させるためには「ビジョン・ミッション・行動指針」なども作っていく必要があります。

 

ビジョンは会社の将来の理想像、ミッションは世の中に果たす役割、行動指針は経営理念を一つ一つの行動に落とし込んだものと言うことが出来ます。

 

これらが相互に関係し合って強い文化を醸成することが出来ます。

 

また作るだけではなく、粘り強く社内外に啓蒙をしていく必要があります。

 

一度説明をしたら大丈夫と思う方も少なくありませんが、そんな簡単に浸透はしません。

 

事あるごとに繰り返し繰り返し伝えることによって社内外の関係者に伝わります。

 

 

数字も大事

経営理念と同じように必要なのが数字です。

 

会社は様々な価値観や取引を全て「数値化」しています。

 

お客様に自社のミッションなどに共感いただき商品やサービスを購入していただけたら、売上や利益という指標で反映されます。

 

売上や利益も顧客別・地域別・商品別・時期別などに分けることが出来ます。

 

会社は経営理念やビジョンを実現するために、どのような数字の状況であれば良いのか、もっと簡単にいうとどのぐらいの売上になっていれば実現できるのかを考えていく必要性があります。

 

経営理念から、ビジョンが生まれ、ビジョンから戦略が生まれ、戦略から月々や日々のやるべきことが明確になり、それらを数字で管理していくという流れになります。

 

 

 

クオリティータイムの設定

ビジョンの作成や、数字の把握について説明をしてきました。

 

これらのことを日々の仕事の中で考えるのは簡単ではありません。

 

これらの仕事は、「重要ではあるが、緊急性がない」という部類の仕事で後回しにされがちです。

 

会社の将来像を考えているよりも、目の前の鳴っている電話を取る方がその瞬間では大事です。

 

だから意図的に「重要かつ緊急性がない仕事」をする時間が必要になります。

 

その時間のことをクオリティータイムと弊社では呼んでいます。

 

月1回は半日この時間を確保し、中長期で考える時間を作っていきます。

 

まずご自身でこのクオリティータイムを設定して、ご自身の価値観などについて考えてみましょう。