私自身がギャンブル依存症を克服できた方法、考え方について。
まず、何故ギャンブル依存症なのかを考えてみること。
理由を考えると見えてくるものがある。
①他に趣味がない、娯楽として楽しい。
私は元々多趣味な人間でこれは当てはまらないのですが、こういった人もいると思う。
そういう人の場合、例えばパチンコパチスロならゲームセンターのパチンコパチスロ台を遊ぶとかコンシューマーゲーム機のパチンコソフトとかアプリとかをやってみるといい。
実際ゲーセンとかゲーム機でやってみたことあるけど、実感したのはクソゲーの極みだな…ってこと。当たるまでの過程が楽しくないし、激レア演出見たとこで、で?って気分になるだけ。
これは自分が元々ゲームを遊ぶ人で他のゲームの方が何百倍も楽しかったから、ゲームとして楽しんでるわけじゃないんだよなあと感じられたというメリットがある。
もしお金の出てこないパチンコパチスロで本気で楽しかったならそういうのやればいいんです。お金大してかかんないし。
競馬とか競艇が好きな人ならもっと簡単で、お金賭けずに観たり予想したら良い。
娯楽として好きって言い切れるのなら。
金が賭かってなきゃ楽しくないだろ!!って思うなら、そういうことです。
昔、知り合いに聞いた言葉で関心したのだけど、「金が賭かってたらじゃんけんでも楽しくなる」。
ギャンブルしない人から見たら、なんで?って思うかもだけど、実際そうなのだ。
どんだけ単純でゲーム性がなくても賭けごとになった瞬間に楽しく感じる思考回路が人にはある。
その娯楽自体ではなく、賭け事がしたいんです。
それを自覚することは意味があることだと思う。
似たようなので、映画「トレインスポッティング」で好きな言葉があって。
登場人物のほとんどがドラッグ中毒(最終ヘロイン中毒の苦しみに焦点が向く)なんですが、あれもやってこれもった、「ビタミンCも違法ならやってた」という独白。
好きな言葉っていうと語弊があるとは思いますが、そうなんだよなあって。
「そのもの自体」より依存してしまう「何か」の存在。
本質ではない何かを求めてしまう欲求。
よくよく考えたらバカらしいことに、必要ないのにしてしまうことに気づけないことが人にはある。
そこに気づいたら、突き詰めて考えたら、ふっとどうでもよくなることってあると思うんです。
②お金が欲しい。
自分の場合は圧倒的にこれが理由だったし、多くのギャンブル依存症者も同じじゃないかな。
短い時間で大金を手にした経験があるから、また手に入ると思ってしまう。
でもよくよく考えてみると、ギャンブルに費やした短い時間を積み重ねたらとてつもなく長い時間になる。
しかも儲かってない。むしろマイナス。
シンプルにお金が欲しいならギャンブルしないのが一番マシな金策です。
一時的に大金を手にしてもそれをまたギャンブルに使うから。
ギャンブルしなくなったら驚くほど貯金ができた。今まで通帳に全く金が残らなかったのに。
借金も必死に返したという程でもなく、無理ない範囲で自然となくなった。
ギャンブルすることが一番の金策で、儲かってる人ならやめる必要はないと思う。
でも借金したり日々の生活を切り詰めなければならない状態に一度でもなったことがあるなら、金のかかる娯楽と割り切れないなら、やらないのが一番なのだ。
③周りが皆ギャンブルしていて他に話す話題がない。
そういう環境にいたことないのでわからないのだけど、偶に聞く。
それは人間関係をお変えになって…としか言えないが、人とギャンブルの話するのって楽しいです?
私は人が勝とうが負けようがどうでもいいんで楽しくないですけども。
楽しいんだったら、相手と話したいだけなら、自分は低額賭けの同じギャンブルするだけでも話題には乗れるし、相手は大体話したいだけなんで、聞き役に回ればいい。
職場にそんな人しかいないならプライベートは別の趣味でも見つけて、趣味のコミュニティで話す方が絶対楽しいんじゃないかなあと思う。
と、何故ギャンブルするのか考えてみるのが大事。
他にも理由があるかもしれないけど、じゃあギャンブル以外で、お金を賭ける以外で同じことはできないか、近い感覚は味わえないかを考えてみるのが大事。
脳汁が出ることに依存していてギャンブルの種類なんてなんでもいいんだ、ひりつくようなギャンブルをしなければ生を実感できないんだ、というカイジ君みたいな人は、まあ、それでいいんじゃないかな他に無いなら…
と思ってしまうんですが、やめたい、抜け出したい、と少しでも思うならやめるのが一番自分に心地よい生き方なんじゃないでしょうか。
人により期間の差はあるにしろ、ギャンブルで得られる快楽の脳内物質はしばらくするとどうでもよくなります。これはガチです。
薬物依存と同じでうんぬんかんぬん…っていうのはわかるし、薬物依存と同じなら治療法もあるだろう。
それでもどうしようもないなら病院とか依存治療の施設に行くという選択もあると思うのです。
・・・
ここまでは自分の欲求の理由と向き合う、についてでしたが、ここからは私がどうやって克服したかの話をします。
まず、克服しようと努力してみたけど出来なかった方法。
前日のブログにも書きましたが、禁ギャンブルのためにブログを始めて毎日カウントしてました。
そしてそれを同じように悩む人たちと共有し、人が見ているから頑張るぞ、何日我慢したからそれを崩したくないからやめられるはずだと思っていました。
結論から言うと、禁○○何日目って数える方法、すごい有効に思えたんですが、私には合わなかったんですね。
1日目…10日目、100日目…これっていつまで続くのか?
一生です。
一生続けることをわざわざ普通カウントしないんですよ。
ソシャゲみたいにログインボーナス貰えるならともかく、なんの報酬もなく、自分はこんなに我慢して、耐えて何日目だって目に見える形で出してしまうことは一生そいつ(依存対象)を意識することになる。
意識するから忘れられない。
そして何よりやばいのが、スリップした(禁○○を破った)時の罪悪感、積み上げたものが崩れる感覚、一回破っちゃったからもうどうでもいい、禁○○1日目に戻るなら今いっぱいやっちゃえってなること。
積み上げたものが大きければ反動も大きくなる、ということ。
見守ってくれたり一緒に努力してくれた人を裏切ったという思いから自己嫌悪、自分を責める結果になる。
今まで我慢したのは偉いことのはずなのに、我慢した分だけ悪いことをした気持ちになる。
今までの努力を否定することになる。
そこは認めてあげていいはずなのに。
人間なので、積み重ねをサボってしまう一日ってあると思うんです。
毎日筋トレする、毎日本を読む、そういう積み重ねなら一日くらいサボっても今までの積み重ねがあるから問題ないって思いますよね。
でも、我慢の積み重ねって一回崩したらもう終わりって気持ちになってしまうんです。
だから、禁○○何日目って積み重ねる方法は合わない人がいると思う。私は合いませんでした。
なので、数えるのはやめました。
そして、依存対象を過度に意識することをやめました。
他に夢中になれる対象を探して、徐々にシフトしていきました。
自分の場合はネットでの趣味のコミュニティにハマることだったのですが…、なんでもいいんです、ほんとに。
他のことに忙しくなるとそちらに時間を割くようになり、気づいたら足が遠のき、どうでもよくなっていてパチンコのことを考えなくなっていました。
そしてパチンコから足が遠のいて、すぐに気づいたことがあります。
お金が手元にある…。
通帳に残高がある…。
借金残高が毎月減っている…。
借金毎月返しているのに、お金に余裕が(当社比)ある。
これは自分に課していた禁○○何日目、の数字よりずっとずっと実感のある数字でした。
ギャンブルしていた時は3万借りて運良くパーっと儲けたら4、5万返すみたいなことしてたので借金残高減ってもまたすぐおろすので返せてる実感がまるでなかったのですよね。
というか返せてないんですね、利子だけ払ってて。
今思うとおろした数時間後にすぐ戻すみたいなこと繰り返してたから、履歴見た金融会社の人にはこいつギャンブルやってんなってみえみえですね。どこまで見てるか知らないですけど。
で、そんな返し方なんで貸してる側には毎月返してる(利子含め)みたいにはなるけど、実質借り入れのが常に増える…という状況だったわけです。
ギャンブルで作った借金はギャンブルで返す、というのが無理な話なのは事実としてあると思うんですけど、多分に漏れずそういう考えでした。
100万借金あって一度に100万儲けて返せるならいいんです。
偶に10万20万儲けて、儲けられたとして、そこから少しずつ返していく…という算段はまず無理です。
禁○○何日目、とカウントしている人はカウントに縛られず、もしスリップしてもそこでヤケにならず、カウントをやめてみるのも良いかもしれません。
精神論の積み重ねより、行ったつもり貯金とか行ったつもり返済の方が残高という形で目に見えて結果がわかるからモチベになるとも思います。
私のギャンブル依存克服方法まとめ
・禁○○何日目のカウントをやめる。
・仮にスリップしても過度に気にしない。
・依存対象を意識しないようにする。
・依存対象以外の趣味娯楽に時間を費やす。
・ギャンブルしなかった月の貯金残高を見る。
抜け出す前は、死ぬほど努力しなきゃ抜け出せないって思ってました。
でも、努力なんて必要ないです。
自分にとって本当に心地良い時間を増やすことだけしてたら、自然に忘れられます。
借金全額返済した時はめちゃくちゃ嬉しかったです。
すぐに消費者金融のカードを解約して、カードにハサミを入れて、解約したことの証明通知を送りますか?と聞かれたので送ってもらいました。
急にまとまったお金が必要になっても困らない程度には貯金もできたので、必要になることはもうないと確信できたからです。
昔は通帳を見るのが憂鬱でしたが、今は見るのが楽しみになりました。
貯金があるのは当たり前のことかもしれないし、ギャンブルにつかってなければもっと貯金あったのは確かだし普通の生活を続けている人よりは少ないかもしれませんが…、少しでも普通に近づけた、これだけのことが自信にもつながりました。
この記事を読んで、今、ギャンブル依存症に苦しんでる人の気持ちが少しでも楽になればいいなと思います。
終