ブログタイトルでもある5万のハイチュウ。
これが何を意味するかはパチンコとかパチスロにハマったことのある人ならわかると思う。
10万を台にぶっ込んで5万返ってきた端数で貰うハイチュウは実質5万払って買ったハイチュウと同じ、の意。
景品はチョコでも飴でも煙草でも構わないが、チョコは高いやつだとそのくらいするのあるかもしれないからね、ハイチュウにはそんな高額なものないからわかりやすいのと私がハイチュウ貰うことが多かったのでハイチュウにしときます。
3万のこともあれば10万のこともあるだろう。
ハイチュウすら手に入らない虚無とストレスだけを買うこともザラだけれども。
そんな生活をしていた時期があった。
私はギャンブル依存症だったのだ。
大学生の頃から社会人になってから数年、通算何年くらいだったろうか。
細かく思い出そうとすると吐きそうになるので思い出せないが、軽く見積もって10年くらいかと思われる。
借金は当然のようにあった。
最終的には130万くらいだったか。
リボ払いとかもしてたから150万くらいか。
普通に働いていたので収入はあった。年に2回はボーナスもある普通のサラリーマンだ。
実家を出て一人暮らししていたので自由に使えるお金は少なかった…のにパチンコに平気で何万も使っていたから驚きである。
当時の恋人と半同棲していたため二人暮らしともいえるが金の面においてこの恋人はマイナスでしかなかったので(はっきり言えば甲斐性がなかったので)本来パチンコに使う金はなかった。
どこから出てきた金だ、あ、借金だったわ。
当然のように常に通帳に金はなかった。
給料日前は基本的に引き落とせるか引き落とせないか(つまり1000円以下かギリギリ否かくらい)くらいしかなかった。
ギャンブル依存症者の債務額としてはまだまだザコレベルだと思うのだが、ギャンブルなどしない人から見れば異常者と映るだろう。
第三者視点はわからないが、今思い返すと自分のことを異常者だったと思う。
債務額は雑魚レベルでもギャンブル依存症だった頃のクズエピソードは枚挙に遑がない。
ただ、プライドだけは無駄にクソ高いので周りの人間に迷惑をかけることだけはしていなかったと思う。偉そうに言ってもそれは家族や知人に金の無心をしなかったというだけで隠し事だけは死ぬほどしていたし気づかないところで迷惑はかけていたかもしれない。
借金に手を出すまではまだ大丈夫だと思っていた。借金したのは本当にやむを得ず…そう、やむを得ずだったのだ。
やむを得ない理由とは……、
親から貰った家賃の更新代(多めにくれたので10万円)を一日でパチンコに溶かしたから。
周りの人間に迷惑をかけなかったと言ったな。あれは嘘だ。
バレてないからいいんです。
とは言うものの、あの頃、一人暮らしでまとまったお金ないでしょう、と親が更新代を出してくれたのを当たり前のように思っていたが、多分、いや、絶対、ギャンブルしてなければそのくらい普通に自分で払えていたな、と考えると胸が痛い。
借りた時こそ手が震えたがすぐ返せば大丈夫、と思っていたし、数年で100万以上に膨らむことになるとは思ってもいなかった。
ギャンブルをやめようと決意したのは30万くらいになってから。
最初は借り入れ限度額もそこまで大きくなかったので額も増えなかったのだが、なんか知らんけど「あなたは返済遅れもないし良いお客様なので枠を増額出来ますよ」と度々消費者金融から連絡が来て、あ、じゃあお願いします…となんも考えずに増やした結果、限度額は使っていいお金だと思い込むようになっていった。
自分はダメな人間だ、死にたい…と思わなかったかというと、この頃を思い起こすと物凄い生に対する執着があった。
今手元にある数百円でパンを買うかタバコを買うか毎日のように悩み、タバコを選ぶような生活をしながらも、泥水啜ってでも生きないといけないと思っていた。
理由は単純、今死ぬと借金が親にバレるからである。
あと、これは自分でもよくわからないところだが、金を貸してくれている金融に対して、貸してもらっているという意識が借りた時だけでなくずっとちゃんとあり、バックれることはできない(怖い人がくるかもしれないからとか、もう貸してもらえなくなるからではなく、人として)という妙に常識人のような面があった。
このように常識人のフリをしているが、とても常識人とは言えないのはもうおわかりだと思う。
通勤定期代をクレジットカードで買い、払い戻すというクレジットカードの買い物枠を現金化するという本来やってはいけないことをしたりもした。そして払い戻した一万程度を金を握りしめてパチンコに行った。確か負けた。
そういう輩はちゃんと目をつけられるのか、この一度のおかげで二度とクレジットカードで定期券が買えなくなったのでやらない方がいい。
まあでもギャンブル依存症の中ではやはり大したことない、というか、あるある程度のエピソードしか自分にはできない。
これを読んでいるあなたがギャンブル依存に今苦しんでいるかもしれない、或いは身近な人がギャンブル依存症で苦しんでいる人かもしれない。
そんなあなたに向けて何か、役に立つことができればと思うが、私の克服方法が万人に当てはまるかは謎だ。
このブログを始めた理由は、報告と自分の心の整理のためであり、また、ついでに誰かの役に立てたらラッキーくらいなものだ。
報告というのは、過去にこのアメブロで私と仲良くしてくれていた人々に対してだ。
借金が30万程度だった頃、ギャンブル依存症を克服するためにブログを始めた。
禁パチ何日目、と綴りながらくだらない日記を投下する私に、一緒に頑張ってくれたり話をしてくれたひとたち。
ギャンブル依存症のことは周りにとても言えない話だったから、あの頃たしかに彼らは私の支えだった。
しかし、私は志半ばでスリップした。
スリップしちゃいましたと笑い話にできたらよかったのだが、そしてそれを許してくれる人々だったが、私は恥ずかしく、悔しく、ブログをアカウントごと消した。
そして、ブログでは禁パチを考えてなかったら今ごろ借金100万とかいってましたよ笑、などと語っていた私は見事に借金を膨らませた。
あの頃、私を支えてくれていた皆様、ここを見る確率はめちゃくちゃ低いだろうし、私のことなど覚えてもいないだろうなあと思うけれど。何も言わずに消えてごめん。
砂丹スナです、お久しぶりです。
私は、今はもうギャンブル依存症は克服し、借金も完済しています。
これは一生治らない病気とも聞くので克服できたかどうかはわからないですけれども、数年パチンコは打っていないし行きたいと思うことがなくなりました。
パチンコに行かなくなったのは5年くらい前だったか…もう数えてもないんで詳しくは忘れたのですが、借金完済したのは2年前くらいです。
でも時々夢に見る。
パチンコを打ってしまって死ぬほど後悔する夢。
でもリアルだったら一回うっかり打ったくらいで死ぬほど後悔もしないと思うんですけどね。
今はもう過度に意識しすぎない、そのくらいのものになっててそれでちょうどいいと思う。
また、夢に見るのは潜在的にあの頃に戻ることを恐れているからなんでしょうね。
次回は、自分なりに克服できた方法と、逆に自分には合わなかった克服法について書きたいと思います。
終